ワクチンとは・まとめ ~ ワクチンの種類と効果 ~

2017/10/20

山本 康博 先生

記事監修医師

東京大学医学部卒 呼吸器内科医

山本 康博 先生

私たちの体の中に抗体をつくり、感染症の予防のために接種される“ワクチン”。
目的に応じたさまざまな種類がありますが、ここでは代表的なワクチンを集めました。

インフルエンザワクチンの予防効果


インフルエンザの予防のためには、手洗いの慣行や健康的な食事、適度な運動が効果的ではありますが、毎年インフルエンザワクチンを接種することも効果的な予防策としておすすめです。ワクチンが機能すれば、体内に抗体が構築されることになるので、インフルエンザにかかるリスクが減少します。
毎秋(10月頃)にすぐ受けることをおすすめします。病院の中にはシーズン中はいつでも受けられるところもありますが、摂取可能な期間に関しては病院ごとに違いがありますので、事前に確認するようにしましょう。
下記コラムでは、インフルエンザワクチンを接種できない人や、その安全性についてもお伝えしています。

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インフルエンザワクチンの予防効果とは!?接種するべき理由を解説

子宮頸癌を予防するHPVワクチン


ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症を予防するワクチンは、日本ではサーバリックス(2価ワクチン)とガーダシル(4価ワクチン)の2種類で、いずれも女性に接種されます。
欧米にならって日本でも、2013年4月に12歳~16歳の女子を対象とする定期接種としましたが、接種後に痛みなどの体調不良を訴える人が相次ぎ、同年6月、積極的に接種を勧めることを中止しました。
その後、事実上接種はストップしていますが、世界保健機関(WHO)や日本の関連学会は定期接種の再開を求めています。引き続き動向を注視し、知識を深めておきましょう。

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子宮頸がんを予防するHPVワクチン

帯状疱疹予防ワクチン


2016年3月、厚生労働省は子供の水疱瘡(水ぼうそう)の予防に使われていた乾燥弱毒生水痘ワクチンを、帯状疱疹(たいじょうほうしん)の予防のために50歳以上に限って使用してもよいことにしました。乾燥弱毒生水痘ワクチンは、すでに2006年に米国で帯状疱疹の予防にも使えるようになっていたものを国内の臨床試験の結果、厚生労働省が認めたものです。
下記コラムでは、帯状疱疹と米国で一般化している帯状疱疹予防ワクチンについて解説します。

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50歳以上の帯状疱疹予防に朗報! ~帯状疱疹予防ワクチン~

ロタウイルスワクチンの予防接種


ロタウイルスという名前は聞きなれない人も多いかもしれませんが、強い感染力をもつ、乳幼児がかかりやすいウイルスです。感染後に悪化すると脱水症状に陥り、入院にまで至ってしまうケースもあります。
予防のためには、任意で生後数週間以内にうけるワクチンの予防接種があります。下記の記事では、予防接種のために知っておくべきロタウイルスワクチンについて説明しています。

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ロタウイルスワクチンの予防接種について知っておきたいこと

腸チフスの予防接種


腸チフスは、チフス菌による感染症で、発熱、頭痛、腹痛、食欲不振などの症状があらわれます。世界各地で腸チフスが蔓延しているため、流行地域を訪れる際には予防接種が必要になります。
下記では、旅行の際に注意したい腸チフスの情報と予防接種について説明しています。なお、日本では製造を中止しているため接種する際は取り扱いをしているクリニックでの接種となります。

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旅行前には注意したい、腸チフスの予防接種の効果と副作用

ワクチンでの肺炎重症化予防


肺炎の原因のひとつ「肺炎球菌」から身を守るためのワクチンが存在します。注意すべきこととして、ワクチンは肺炎球菌による肺炎のリスクを必ずしも減らす訳ではありません。つまり肺炎にならなくなるという訳ではありません。ですが、肺炎が重症化して全身に波及する(侵襲性肺炎球菌感染症)リスクを減らすとされています。下記コラムで、さらに詳しく解説します。

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肺炎は予防できるの? ~ ワクチンでの肺炎予防の可能性

髄膜炎菌Bワクチンとは?


髄膜炎菌Bワクチンとは、日本では未承認のワクチンですが、イギリスなどでは乳児への定期予防接種として導入されています。この記事では、髄膜炎菌の危険性や髄膜炎菌Bワクチンとは何か、イギリスでどのように使われているかなどをみていきます。

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日本では未承認の髄膜炎菌Bワクチンとは?

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