副鼻腔炎

2017/3/22

概要

副鼻腔(ふくびくう)は、顔の中心部にある骨の空洞で、呼吸するために空気中の細菌や粒子をきれいにする粘液を作ります。 繊毛(せんもう)は、鼻から粘液を排出します。

副鼻腔炎は、副鼻腔の内壁が炎症を起こす疾患です。慢性の副鼻腔炎は「蓄膿症(ちくのうしょう)」とも呼ばれます

症状

副鼻腔炎は、以下の症状がみられます。

・額(ひたい)、頬(ほお)、鼻、および目の痛みや圧迫感
・頭痛
・熱
・鼻づまり
・嗅覚や味覚の低下
・夜間の咳(せき)
・口臭(こうしゅう)
・歯の痛み

原因

副鼻腔の腫れで粘液が排出されないと、副鼻腔炎を起こします。

これは気温または気圧の変化、 アレルギーによって起こることがあります。 また、うっ血除去薬(鼻スプレー)の多量使用や、喫煙、水泳、ダイビングもまた副鼻腔炎のリスクを高める可能性があります。

まれに、ポリープが鼻腔を塞いで、副鼻腔炎を起こすことがあります。細菌またはウイルス感染によって起こると「副鼻腔感染症」となり、 風邪をひいたあとによくみられます。

予防

・呼吸のしやすい体位で十分に休息する
・温かい飲み物を飲んだり、多量の水分を取る(顔にぬれた温タオルをあてて水蒸気を吸ったりして、しっとりとした熱を加える( これにより副鼻腔の圧迫が緩和され、通りがよくなります)
・市販の風邪薬を使用する前には必ず医師に相談する。 風邪薬の中には、症状を悪化させたり、ほかの症状を引き起こすものがあります
・アルコール類を避ける(アルコールは、鼻腔の腫れをさらに悪化させます。)

治療

副鼻腔炎の治療は、その症状によって違ってきます。
炎症を治療するには生理食塩水の「鼻スプレー」が、鼻腔をきれいにし、うっ血(けつ)を和らげます。

痛みや圧迫感がある場合は、副鼻腔の排液を助けるために「鼻炎薬」を処方します( 鼻炎薬は短期間の使用のみ推奨されます)。
アセトアミノフェンやイブプロフェンなどの市販の「鎮痛薬」は、頭痛や副鼻腔の痛みを和らげることができます。

症状が重度で、原因が細菌の場合は10〜14日間「抗生物質」を 処方することがあります。 抗生物質を服用すると数日後には気分がよくなりますが、 症状が緩和した気分が良くなった後も医師の指示があるまでは正しく服用し続けることが重要です。

アレルギーから副鼻腔炎を起こしているときは、まずアレルギーを治療することで症状は改善します。

医師に質問すべき事項

・抗生物質を服用したほうがいいですか?
・気分をよくするためにできることは何ですか?
・どんな生理食塩水の「鼻スプレー」を使えばいいですか?
・加湿器は症状をを改善するのに役立ちますか?
・風邪薬を飲んでも大丈夫ですか?
・副鼻腔炎が治るまで水泳をしないほうがいいですか?

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