「青あざ」は、何らかの形で内出血が起こることでできます。目のまわりにできる青あざは、顔面を殴られたり、ぶつけたときにできることがほとんどです。この記事では、目のまわりにできた青あざの対処法を解説します。
目のまわりの青あざはどうやってケアすればいい?病院へ行くべき?
目のまわりにできた青あざの対処法は?
青あざとは、皮膚の下における内出血のことです。なんらかの原因で目のまわりに青あざができても、重症でなければそれほど深刻ではなく、自宅で治療できる場合がほとんどです。数日後には腫れが引いて、青くなっていたところがおうど色に変化し、やがて消えていきます。ほかの青あざと同じように、目のまわりの青あざも1~2週間ほどで完全に消えます。また、重力の関係で数日間かけて下の方に青い部分が広がっていくかもしれませんが、自然経過で起こる症状なのでそれほど心配する必要はありません。
以下に、目のまわりにできた青あざの対処法をご紹介します。
- 早めに氷などでやさしく冷やす
- 特に初日は15~20分くらいかけて、数回冷やすようにします(冷やすことで痛みが和らぎ、腫れを抑えます)
- 市販の痛み止めを服用する
- アセトアミノフェンやイブプロフェンなどを配合した市販の痛み止めは、痛みを和らげるのに効果的です
病院に行ったほうがいい青あざは?
以下のような症状があるときは、病院を受診してください。
- 頭を打って、両目に青あざができている(頭蓋底骨折の可能性もあります)
- 顔面を殴られて意識を失っている
- 物が二重にみえる、もしくは目が見えない
- 目にも出血がみられる
- 傷ついて皮膚が裂けている
- 鼻血ではない、鼻水のような液体が鼻から出続ける
また、以下にご紹介する頭部外傷が重症であることを示す症状が診られる場合も、病院で診てもらってください。ある場合も病院で診てもらいましょう。
- 記憶喪失
- 激しい頭痛
- 何度も嘔吐を繰り返す
- 目が動かない
おわりに:青あざが痛みや腫れ、熱をもっているときは病院で診てもらいましょう
- 青あざは、症状がひどくなければ自宅で様子を見ることもできる
- ただし、深刻な怪我を引き起こしていることもあり、直ちに病院で治療を受けたほうがよい場合もある
痛みや腫れがひどいときや、数日たっても腫れが引かない、また患部が熱をもったり、赤くなったり、膿(うみ)がでているときは、病院で診察を受けてください。このような症状がみられる場合、感染症を起こしている可能性もあるため、注意が必要です。