記事監修医師
東京都内大学病院眼科勤務医
渡辺 先生
2017/6/21 記事改定日: 2019/11/5
記事改定回数:2回
記事監修医師
東京都内大学病院眼科勤務医
渡辺 先生
記事監修医師
東大医学部卒、セレオ八王子メディカルクリニック
二宮 英樹 先生
目の周りにあざができも、ほとんどはセルフケアで改善します。しかし、強い痛みや腫れや視界が悪くなったり頭痛が起こった場合は、病院での治療が必要になります。
この記事では、目の周りにあざができたときのケアについて解説していきます。
目の周りにあざができても、通常はそこまで深刻ではなく、重症でない場合は、セルフケアで改善する場合がほとんどです。
数日後には、目の周りの腫れが引いてきて、あざは黄土色に変化し、やがて消えていきます。他のあざと同じように、目の周りのあざも完全に消えるには1~2週間かかります。
目の周りにあざができたら、なるべくすぐに氷などで冷やしましょう。
冷やすことで、痛みが和らげ、腫れを抑えます。
でき始めの頃は1時間に15~20分くらいの間、毎時間冷やすようにしましょう。
痛みや腫れがひどく日常生活に支障がある場合、数日たっても引かない場合、患部が熱を持ったり、赤くなったり膿がでている場合は、すぐに病院を受診しましょう。
目の周りにあざができて痛むときは、ロキソニン®やバファリン®、イブ®などの一般的な痛み止めで症状を和らげることができます。これらの痛み止めは胃の粘膜にダメージを与えることがありますので、必ず食後に服用するようにしましょう。
痛みで食欲がない場合でも、ヨーグルトなど胃の粘膜を保護するのど越しの良い物を少しでも口にした後に服用するようにしましょう。
また、一日の服用回数は必ず守り、痛み止めを飲んでもよくならないときは骨折などを起こしている可能性も否定できませんので、できるだけ早く病院を受診するようにしましょう。
以下の様子がみられるときは、深刻な怪我を引き起こしている可能性があるので救急車を呼んで、直ちに適切な治療を受けましょう。
何らかの理由で目のまわりにあざができてしまった場合、ほとんどの場合はセルフケアで治すことができますが、重度の場合は医師の診断が必要です。
とくに救急車を呼ばなければいけないようなサインは、見逃さないように気をつけてください。