足が臭い原因は水虫? 水虫と臭いの関連性や対策を紹介!

2018/7/10

山本 康博 先生

記事監修医師

東京大学医学部卒 呼吸器内科医

山本 康博 先生

「水虫だと足が臭くなる」なんて話を聞きますが、それは本当なのでしょうか?今回は、水虫と足の臭いとの関連性や、有効な水虫対策についてご紹介していきます。

足が臭い原因は水虫?

基本的に足の臭いは、足の汗や汚れが溜まり、臭いの原因となる雑菌が繁殖したことで起こります。この雑菌はもとは常在菌で、健康な人の皮膚にも存在するものです。しかし、水虫菌に感染したことが原因で足が臭くなることがあります。

水虫の原因である水虫菌はカビの一種で(白癬菌とも呼ばれます)、水虫菌が付着した皮膚が他の人の足につくことで感染します。そのため、特に家庭内感染が多く、その他にもスポーツジムや温泉、サウナなど、たくさんの人が裸足で利用する場所でも感染することがあります。
水虫は足裏や足の指の間にできやすく、かゆみや水ぶくれ、皮がパラパラとむけるといった症状が出るのが一般的です。

ただ、水虫菌自体は臭いを発するものではありません。水虫菌によって荒れた皮膚に雑菌が入り込んだことや、高温多湿で不潔な環境(水虫菌も高温多湿な環境で活発化します)が原因で、臭いを発するようになります。なお、特に足の指の間にできる「指間びらん性水虫」の場合は、臭いがキツくなりやすいといわれています。

水虫による足の臭いを改善するには?

足の臭いを悪化させないためには、水虫のケアをすることが大切です。具体的には、以下の方法を取り入れるようにしましょう。

足を洗う

長時間靴を履いていた足や、汗や雑菌などで汚れています。放置しているとどんどん雑菌が繁殖してしまうので、帰ってきたらまず足を洗うようにしてください。水虫を殺す成分が含まれている専用の石鹸を使うのもおすすめです。

通気性のいい靴や靴下を履く

蒸れやすい靴は水虫菌にとって格好の繁殖場所です。出社したらサンダルに履き替えるなど、足が蒸れないような工夫をしましょう。
また、靴下は吸湿性に優れた綿素材のものや、抗菌加工の施されたものがおすすめです。

治療を受ける

水虫は未治療のままでいるとどんどん症状が悪化し、爪にまで進行してしまうことがあります。この爪水虫の状態になると、市販薬では治すのが困難になるので、なるべくその前に病院で治療をすることが大切です。

病院できちんと治療を受ければ、足にできた水虫なら2ヶ月ほど、爪水虫なら半年ほどで治すことができます。ただ、かゆみや水ぶくれが消えると多くの方はそこで薬を中断してしまいますが、水虫菌の菌糸は皮膚の奥にまで潜んでいるため、中断すると再発の恐れがあります。たとえ症状が改善したように見えても、医師の指示通り治療を続けることが大切です。

おわりに:水虫菌に感染すると、荒れた皮膚に雑菌が侵入して臭いの原因に!

水虫菌そのものは実は臭くありませんが、水虫菌に感染すると皮膚が荒れてしまうため、臭いの原因となる雑菌が繁殖しやすくなります。足の臭いを悪化させないためにも、周囲に水虫を広げないためにも、まずは水虫の治療を進めることが大切です。専門の医療機関で治療をしつつ、足を洗う習慣をつけたり、靴をこまめに履き替えたりとちょっとした工夫を続けていきましょう。

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