記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2019/11/25
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
アレルギーやリウマチ治療のため、処方される薬の1つにプレドニン®があります。
今回はプレドニン®がどのようなお薬なのか、使用されるシーンや効果、特徴、起こり得る副作用や服用上の注意点まで、まとめてご紹介します。
プレドニン®は、腎臓の上にある副腎から放出されるホルモン「ステロイドホルモン(別名・副腎皮質ホルモン)」の作用を代替し、炎症や免疫を鎮める薬です。
いわゆるステロイド薬に分類される薬で、以下のような病気の治療薬として処方されます。
ステロイド薬のなかでも標準的な効き目、持続時間を持つプレドニン®は、古くから幅広い診療科で治療薬として用いられてきました。
ステロイド薬であるプレドニン®の飲み始めに見られる副作用として、以下のようなものがあります。
また、長期にわたりプレドニン®の服用を続けていると、人によっては肌荒れやむくみ、脂肪沈着による顔や胴体の肥満、生理不順などの症状が現れます。プレドニン®などステロイド系の薬は、服用する期間が長くなればなるほど、服用量が多くなればなるほど、さまざまな副作用が現れやすくなるのが特徴です。
特に服用量が30mgを超えると以下のような重篤な副作用が起こる可能性が高くなるため、医師の判断によっては入院治療が必要になります。
ただし、上記のような重篤な副作用が出るケースはまれと言われています。プレドニン®服用による副作用への不安点があるなら、あらかじめ医師に相談し、ある程度解消しておきましょう。
以下の条件に当てはまる人は、プレドニン®の服用により治療中の病気症状が悪化したり、副作用が現れやすくなる可能性があります。
アレルギーや持病がある場合はあらかじめ医師にその旨を伝え、副作用や服用上のリスクについてきちんと説明を受けたうえで、慎重にプレドニン®を使用してください。
また、以下のような薬と併用すると、プレドニン®と作用し合って薬の効果が減退したり、思わぬ副作用が現れる可能性が高くなるので、注意が必要です。
副作用や飲み合わせについて気になることがある場合は、自身の体質のこととあわせて相談し、用法・用量を守ってプレドニン®を服用しましょう。
炎症や免疫機能の過剰反応を抑える作用のあるプレドニン®は、主にアレルギーや免疫系の疾患、副腎皮質ホルモンの影響で起こる疾患の治療薬として処方されます。ステロイド薬に分類され、幅広い診療科で使われているのが特徴です。副作用は利用期間が長期になるほど、服用量が増えるほど重篤になりやすいため、服用する期間・量によっては、入院が必要になることもあります。医師からの説明をよく理解し、用法・用量を守って服用しましょう。
※抗菌薬のうち、細菌や真菌などの生物から作られるものを「抗生物質」といいます。 抗菌薬には純粋に化学的に作られるものも含まれていますが、一般的には抗菌薬と抗生物質はほぼ同義として使用されることが多いため、この記事では抗生物質と表記を統一しています。