子供の低体重は、どうやったら良くなるの?
2017/5/11 記事改定日: 2019/10/21
記事改定回数:2回
この記事では、子供の体重が増えない原因とともに、低体重を解消するためのヒントをご紹介します。
子供の食欲には波があり、ある日はたくさん食べてくれたかと思ったら別の日には食事の間じっと座ってもくれなかったりすることもあります。お子さんの体重がなかなか増えなくて不安に思っている方はぜひ参考にしてください。
子供の低体重の原因は?
子供が低体重の主な原因と考えられるのは、十分なカロリーを摂っていないことです。
また、以下のような「高カロリーではあるものの体によくない食べ物」で空腹を満たしているため、きちんとした食事が摂れないことが影響している可能性があります。
- スナック菓子
- ケーキ
- チョコレート
- ジュース
- 甘い菓子パン など
どちらにしろ、重要なのは子供が健康的に体重を増やすには、バランスのとれた食事が欠かせません。
低体重の子供には、どんな食事を食べさせてあげればいいの?
子供の低体重を改善して体重を増やすには、上で述べたようなカロリーの高いものを多く摂らせるのではなく、成長に必要な栄養をバランスよく摂るように心がけましょう。
具体的には、骨の成長に必要なカルシウムやビタミンDが多く含まれた食材、筋肉を作るたんぱく質、エネルギー源になる糖質を多く摂ることが大切です。また、副菜では揚げ物など脂質が多くカロリーのあるものも適度に取り入れましょう。
間食はしてもかまいませんが、取り過ぎやお腹に溜まるようなものは夕食などに影響することもありますので注意してください。
子供に食べてもらうときのコツは?
食事をとってくれない子供にはどのように食べてもらうには、以下のことを試してみてください。
- 食べる量の目標を決める
- 子供の食欲は日によって波がありますが、「これだけ食べる」と目標を設定することで、かんばって最後まで食べてくれることがあります。
- 1食の量を少なくする
- 1食の量を少なくして完食させるようにしましょう。ただし、その場合は補食を増やすなどでして食事の回数を増やして、1日に必要な量は食べさせるようにしてください。
- 無理に食べさせない
- 無理に食べさせようとすると、食事にネガティブなイメージを抱いてかえって食事をしたがらなくなってしまうことがあります。
- 外で遊ぶ時間を増やす
- 運動するとカロリーが燃焼して「体重が減ってしまう」ように思うかもしれませんが、強く健康な骨と筋肉の発達のためには運動が欠かせません。また、外遊びをして運動量を増やすと、おなかが減って食事量が増えることもあります。
- 早寝早起き
- 夜ふかしなどの生活リズムの乱れは、朝ごはんを食べなくなったり、食欲がわかなかったりといったトラブルの原因になります。早寝早起きを心がけ、規則正しい生活を送りましょう。
おわりに:子供の低体重は食事の工夫と生活習慣の改善から始めよう
病気などが原因でなければ、子供の低体重は食事の工夫や生活習慣の見直しで改善することが多いです。まずはバランスのとれた食事と規則正しい生活、適度な運動ができる環境を整えることから対策していきましょう。