美白ケアに効果的な方法ってあるの?-美白ケアの基本を解説

2017/6/14

田中 美帆 先生

記事監修医師

メディアージュクリニック青山、皮膚科

田中 美帆 先生

多くの女性が美白を追求している近年…
驚くほど様々な方法がネットなどで紹介されていますが、その中で実際に効果がある方法はどのくらいあるのでしょう。
今回の記事では、本当に効果がある美白になる方法について解説します。
美白を追求する方、是非目を通してみて下さい!

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美白ケアの方法

基本的に、肌を白くするには、しみやくすみの原因であるメラニンの産生を減らし、肌のターンオーバーを正常にすることが必要です。今回は主要な3つの方法を以下に挙げます。

美白ケアの方法①:紫外線を避ける

紫外線は、肌の褐色化はもちろん、シミ、くすみ、たるみなど老化の最大の原因となります。屋外で活動する際は、十分な量の日焼け止めを必ず塗り、肌の露出はさけましょう。また、直接肌に紫外線を浴びていなくても、目から紫外線を吸収し、全身の皮膚にメラニンを生成させてしまうという研究結果もあります。サングラス着用も効果的です。日焼け止めは、塗りムラや量が足りないと効果が半減します。特に焼けやすい目の周り、頬、首の後ろは2度塗りすることをお勧めします。

美学ケアの方法②:抗酸化作用のある食品を摂る

紫外線、ストレス、アルコールやタバコにより、体内にある酸素が活性酸素に変換されます。活性酸素は、外的から細胞を守ってくれる役割もありますが、増えすぎてしまうと逆に細胞を攻撃し、老化やシミ、くすみの原因となります。積極的に抗酸化作用の強い食品やサプリメントを摂ることで予防することが出来ます。具体的には、ぶどうやブルーベリーに含まれるポリフェノール、カボチャや人参などの緑黄色野菜に多いカロチン、トマトに含まれるリコピン、にんにく、しょうが、ネギなどの香味野菜に含まれるアリシン、アボカドやアーモンドに含まれるビタミンA・C・E等が挙げられます。バランスの良い食事を心がけましょう。

美白ケアの方法③:肌のターンオーバーを正常化させる

紫外線を浴び、出来てしまったメラニンは肌のターンオーバーとともに排泄されます。顔の健康な肌のターンオーバーは約28日周期です。しかし、年齢や生活習慣、過度なメイク等によりターンオーバーのサイクルが乱れ長くなってくると、メラニンの排泄がうまく行かず、シミやくすみの原因になります。また、洗顔のし過ぎ等でターンオーバーが早すぎてもお肌のバリア機能が弱まり、乾燥やごわつきの原因となります。ターンオーバーを正常化させるには、バランスの良い食事、十分な睡眠、適度な運動等の生活習慣の改善が必要になります。また、美容皮膚科ではケミカルピーリングという施術も行っています。皮膚の表面に酸性の薬剤を塗ることで余分な角質を剥がします。医師の診断のもと、それぞれに合った濃度や回数で行うので安全に角質を剥がすことが出来るので、一度診察してもらうこともお薦めです。

おわりに:自分に合った方法を!

いかがでしたか?
美白ケアの方法は様々ありますが、日々の積み重ねが大事になります。
上記の詳細を参考に、自分に合う方法を試してみて下さい。また、紫外線は1年中降り注いでいます。十分な量の日焼け止めを塗る習慣を付けましょう。

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