理想的な体重になるためにできること
2017/7/20
多くの方がもっと痩せたいと思っているかもしれませんが、
痩せていれば痩せているほど良いというわけないのです。
今回の記事では、理想的な体重とはどんなものなのか、理想的な体重になるためにはどんなことをすると効果的なのかについて解説します。
理想的な体重とは?
理想的な体重とはどんなものなのでしょうか。肥満の場合は、糖尿病や高血圧から認知症やがんに至るまで多方面におよぶ病気になりやすくなります。特に、長期的な治療を必要とする慢性疾患になる可能性が高いため肥満にはならないように気をつける必要があります。一方、痩せすぎも良くありません。極度な低炭水化物ダイエット、低脂肪ダイエット、低カロリーダイエットなどの厳しいダイエットをすれば確かに一時的に痩せることができるかもしれません。しかし、そのようなダイエットは、脂肪ではなくカロリーの燃焼を助けてくれる筋肉を落としてしまっているためリバウンドする可能性がとても高いのです。つまり、長期的に見れば、ただ痩せているのではなく、適度な筋肉を持った体づくりをするべきで、体重は低ければ低いほど良いわけではないのです。自分が適度な体重かどうかを判断する1つの指標としてボディマス指数(BMI)を計算してみるのも良いでしょう。BMIは、肥満度を表す指標として国際的に用いられている体格指数で、(体重(kg))÷(身長(m)の2乗)で求めることができます。日本肥満学会の定めた基準では18.5未満が「低体重」、18.5以上25未満が「普通体重」、25以上が「肥満」で、肥満はその度合いによってさらに「肥満1」から「肥満4」に分類されます。
ボディマス指数(BMI) | |
18.5未満 | 低体重 |
18.5以上25未満 | 普通体重 |
25以上30未満 | 肥満(1度) |
30以上35未満 | 肥満(2度) |
35以上40未満 | 肥満(3度) |
40以上 | 肥満(4度) |
理想的な体重になるためにできること
理想的な体重になるためには、健康的でバランスのとれた食事を摂ることが一番効果的です。その上で、以下の工夫をするのが良いでしょう。
朝食は必ず食べる
朝食は一日中の活力を与えてくれます。また、朝食をしっかり食べると日中に食べ過ぎてしまうことが少なくなります。時間が無い時は少しでも良いので食べる習慣をつけましょう。
食事は省かないようにする
昼ご飯や夜ご飯などを省いてしまうと、後でお腹が空き菓子類などの間食を食べてしまいがちですが、菓子類はカロリーが高く、砂糖や有害な脂肪酸であるトランス脂肪を多く含んでおり、ダイエットの大敵です。きちんと食事を摂るように心がけましょう。
脂肪分の少ないタンパク質を摂る
極度な体脂肪ダイエットは良くありませんが、適量の低脂肪製品を摂るように心がけることは必要です。低脂肪製品には以下のようなものがあります。
・卵
・皮無しの鶏肉
・魚
・赤身の牛肉、豚肉
・豆類
・大豆食品
・種実類
また、飽和脂肪酸が多い動物性食品は避けるようにしましょう。
野菜、果実、全粒穀物、豆類をもっと食べる
野菜、果実、全粒穀物、豆類などの食品は食物繊維、ビタミン、抗酸化物質を豊富に含む上に、低カロリーです。また、これらの食品は、心臓病、がん、2型糖尿病などの病気の予防にも効果的です。
一食分を少なくして、食事の回数を増やす
例えば、一日3食ではなく、少量の食事を一日に6食食べるなどとするのも良いかもしれません。この時、必ず食事量が「少量」であるようにしましょう。
運動をする
ウォーキング、ジョギング、サイクリング、水泳などの運動を一日20分するだけで、平均して一日あたり100カロリー分の脂肪を燃焼することができ、一年越しでこれを続ければ大きな効果が期待できます。
おわりに:日々の努力が大事!
いかがでしょうか?健康的に理想的な体重になり、その体重を維持するには日頃から意識して努力することが必要です。是非、上記の工夫を生活に取り入れてみて下さい。