記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2017/6/14 記事改定日: 2019/5/7
記事改定回数:1回
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
「疲れているのは頑張った証拠」などと考えがちですが、放っておくと高血圧、心臓病、糖尿病などの重大な病気につながる可能性があります。ここでは、疲れの原因と疲れのセルフチェックについてご紹介していきます。
疲れを感じる原因としては、物理的な要因と心理的な要因があります。
また、体重超過や体重不足も疲労を引き起こす可能性があります。これは日々の活動を行うことが、通常よりも困難になってしまうためです。たとえば体重が少ない場合、筋力が低下することでより早く疲れてしまうのではないかと考えられています。
心理的な疲労の主な理由は不安に起因することが多く、持続的な疲労や不眠症を引き起こす可能性があります。
また、お金の不安や恋愛の不安、死別、家族関係の崩壊などの感情的なショックもまた、気分を落ち込ませる要因のひとつであり、新しい家に引っ越す・結婚するなどの肯定的なことでさえ疲れにつながってしまうことがあります。
生活習慣が要因の疲れには
などがあります。
疲れを溜まり慢性化してしまうと、心配・恐れ・不安・緊張などを感じやすくなり、さらにストレスが溜まっていってしまいます。重度のストレスや慢性的なストレスは、高血圧や心臓病、糖尿病などの重大な病気につながる可能性があるのです。
疲れが溜まっている時は心身に様々なサインが現れます。見逃して無理を重ねてしまうと思わぬ体調不良を引き起こすことも少なくありません。とくに活動的な人では自分が疲れていると自覚できないことも多いため、以下のような症状が見られる場合には無理をしないでゆっくり休むようにしましょう。
また、これらの項目に当てはまらない場合でも十分な休息・睡眠時間を確保して身体を休めるようにしましょう。
程よい疲労感は充実感や達成感を与えてくれるので、疲れの全てが悪いものではありません。ただ、疲れを溜めこんでしまうと、ひどいときには命に関わる病気になってしまうこともあります。
疲れていると感じたときには早めに休息をとるようにし、疲れを感じていなくても定期的に心身を休める時間を作るようにしてください。