クロム(クロミウム)

2017/9/20

山本 康博 先生

記事監修医師

東京大学医学部卒 呼吸器内科医

山本 康博 先生

クロミウムは必要不可欠なミネラルです。クロミウムはグルコース代謝とインスリン感受性を調整します。体が必要としている以上のクロミウムを補充することに関しては確実な結果が出されていませんが、糖尿病に対して多少の効果があるかもしれません。

概要


クロム(クロミウム:chromium)は必要不可欠なミネラルであり日常的に食事から摂取されています。

クロムはインスリンの制御のためにとても重要な役割をしているミネラルです。

サプリメントとしては血糖値の改善効果を狙って摂取されています。

クロムはクロモデュリンというタンパク質を介したメカニズムで効果を発揮しています。

クロモデュリンは内部にクロムを含み、クロムが欠乏すると正しく働くことができません。

クロモデュリンは、細胞膜にあるインスリン受容体へのシグナル伝達を増加させます。クロムが不足しているとクロモデュリンが機能しなくなり、体内で働くインスリンの効果がかなり弱くなります。

クロムの補充だけでは糖尿病にははっきりした効果がありませんが、糖尿病に対して使用する処方薬と共にクロムを摂取することによって相乗効果を得られる可能性があります。

ただし、このようなクロムの効果を評価するにはさらなる研究が必要です。

摂取方法


ピコリン酸クロムの形で販売されていることが多いです。一般的には200mcgのピコリン酸クロムを1日に2回摂取します。

クロミウムは炭水化物を含んだ食事と共に摂取することをお勧めします。これは食事による血糖値の上昇を防ぐことを期待しているためです。

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