記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2018/2/19 記事改定日: 2019/4/5
記事改定回数:1回
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
下肢静脈瘤とは、脚の静脈に瘤(こぶ)のような膨らみができることです。原因は様々あり、治療の必要がないものもあります。この記事では、下肢静脈瘤の悪化を防止する食事と運動療法について解説しています。
下肢静脈瘤は血管の病気ですが、血管に作用する栄養を積極的に摂ることで進行を抑えることができるといわれています。
効果が期待できる栄養と食品は下記の通りです。
下肢静脈瘤の一番の予防としては血管内における圧力の増加を防止する事が大切です。そのためには体内の中心に存在する大動脈や脚の内部の深部静脈の血行を良くする必要があります。
心臓へ血液を戻すためにふくらはぎの筋肉によるポンプ機能の充実と、腹筋や横隔膜、肋間筋による呼吸ポンプ機能の向上が大切です。
これらの機能強化には毎日の20分から30分程度の両腕を大きく振りながらの早歩きがオススメですが、屋内でも可能な運動があります。
その場歩きや踵の上げ下げを2分から3分行ったり、椅子に座っりながら貧乏ゆすりを15秒から30秒したり、座って息を吸いながら両腕を曲げて胸を開き一気に息を吐きながら腕を前に押し出す運動を5回、1日2セット行ってみましょう。
下肢静脈瘤を予防するには、適切な食生活や運動習慣以外にも以下のような対策を行うようにしましょう。
基本的に下肢静脈瘤は良性疾患です。発症したからといってすぐに命に関わってくるという事はありません。そのためそのまま放置してしまう場合も多くその結果症状が進行してしまいます。
根本治癒には手術が必要です。ただし、全ての人が手術が必要なわけではありません。下肢静脈瘤がある場合は、病院を受診し、手術が必要かどうかや、日常の中でどのような対策をすればいいかを医師に相談し、自分にあった治療とセルフケアができるようにしましょう。