前頭部の頭痛の原因は風邪? 生理でも悪化する? 痛みを軽減するツボも紹介!

2018/5/11

山本 康博 先生

記事監修医師

東大医学部卒、独立行政法人国立病院機構東京医療センター

山本 康博 先生

頭痛はタイプによって痛む部分が違いますが、前頭部の頭痛の原因は何なのでしょうか。風邪の場合や風邪以外の原因、そして前頭部の頭痛を軽減するツボなどをご紹介します。

前頭部の頭痛は風邪が原因?

風邪をひいてから数日経つと、副鼻腔炎を起こして、前頭部や額あたりに激痛が走ることがあります。また、まれですがウイルスが頭の中に侵入して髄膜炎を起こした際も、頭痛が起きるケースがあります。

なお、風邪以外に前頭部の頭痛を引き起こす原因として、以下のものがあります。

副鼻腔炎

頰の部分にある上顎洞や、額の部分にある前頭洞に膿が溜まる病気を「副鼻腔炎(蓄膿症)」といいます。副鼻腔炎を起こすと、頭痛(特に、前かがみになったときやうつむいたとき)や鼻づまりが引き起こされるようになります。

群発頭痛

就寝時に前頭部の頭痛や、片目がえぐられるような激痛を感じる場合、「群発頭痛」の可能性があります。群発頭痛はさまざまな頭痛の中で最も痛いといわれる頭痛で、片側の目から前頭部にかけて突き刺すような痛みを感じるのが特徴です。一度発作が起こると2〜3週間は毎日頭痛が起こり、それからしばらく発作が起きない期間が続いた後に、また発作が再開するというのを繰り返すようになります。珍しいタイプの頭痛ですが、どちらかというと男性の発症率が高いです。

前頭部の頭痛に吐き気を伴う場合は?

前頭部の頭痛に吐き気を伴う場合、原因としては「片頭痛」が考えられます。

片頭痛は、ストレスや疲労の蓄積、アルコールやカフェインの過剰摂取などによる脳血管の拡張が原因で引き起こされます。前頭部や側頭部の片側に、ズキズキと脈打つような強い痛みを感じるのが特徴で(両側で頭痛が起こることもあります)、吐き気や嘔吐を伴うことも多いです。前兆として、目の前がチカチカする現象(閃輝暗点)が起こることがあります。

生理時は前頭部の頭痛が起こりやすい?

女性は生理(医学的には月経というのが一般的です)前になると、女性ホルモンの一種であるエストロゲンの分泌量が減少します。するとそれに伴い、リラックス効果をもたらすセロトニンの分泌量も急激に減少するため、脳血管が拡張し、頭痛が起こるようになります。

この生理前の頭痛は、先述の「片頭痛」に該当するため、前頭部や側頭部の痛みや、吐き気を伴うのが特徴です。

前頭部の頭痛に効くツボは?

片頭痛による前頭部や側頭部の痛みに効くツボを、いくつかご紹介します。

  • 合谷(ごうこく):手の甲側の、親指と人差し指の骨が合流する部分から、少し人差し指側にそれたところにあるツボ
  • 手三里(てさんり):肘を曲げたときにできる横ジワから、手首に向かって指3本分降りたところにあるツボ
  • 足臨泣(あしりんきゅう):足の甲の、薬指と小指の骨が合流する部分にあるツボ

おわりに:ツボ押しで治らない前頭部の頭痛は病院へ

前頭部の頭痛の原因は風邪以外にもさまざまなものが考えられます。吐き気を伴う場合は、片頭痛のケースが多いので、まずはご紹介したツボ押しを試してみてください。それでも良くならない場合は、重大な病気が隠れている可能性もあるので、すぐに病院を受診しましょう。

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