胆石発作の症状とは? 痛みの特徴や持続時間、対処法を解説

2018/6/11

食生活の乱れが原因で発生することのある「胆石」。この胆石が原因で起こる腹痛が「胆石発作」ですが、具体的にはどんな症状が現れるのでしょうか?痛みの部位や持続時間などの特徴や、有効な対処法について解説します。

胆石発作の症状

胆石とは、胆のう(胆汁を一時的に溜めておく臓器)や胆管の中で、胆汁(肝臓で作られる、脂肪やタンパク質を消化する消化液)成分が固まってできた結晶のことです。そして、この胆石に関連して起こる腹痛を「胆石発作」といいます

胆石発作の主な症状は、みぞおちから右の上腹部にかけての痛みです。痛みの程度には個人差があり、我慢できないほどの激しい痛みを感じる人もいれば、軽い鈍痛を感じる程度の人もいます。また痛みの部位もさまざまで、背中や右肩の痛み、腰痛を感じることもあります。

なお、胆石症の場合は、この胆石発作に加え、吐き気や悪心を伴うことがあります。

胆石発作には食事が関連している?

胆石発作は、脂っこい食事をとった後に起こることが多く、これには食事に伴う胆のうの収縮が関連しているといわれています。

そもそも胆のうは、食べ物が十二指腸に送られたときにそれを感知して収縮し、胆汁を腸へと送り込むのですが、胆のうの出口に胆石がはまり込んでいると、胆汁が排出できない状態になります。しかしそれでも胆のうは収縮を続けるために、胆石発作が起こるようになります。そして、揚げ物などの脂っこい食事は、より胆のうの強い収縮を促す要因とされています。

胆石発作の持続時間は?夜に起こることが多いの?

胆石発作は、食後2時間程度でスーッと治ってしまうことが多いといわれています。また、発作は夜間に起こることが多いのですが、これは夕食に脂っこい食事をとりやすいことと関連していると考えられるでしょう。この胆石発作は、食べ物が消化されて小腸へと移動するのに伴い、胆のうが弛緩して出口を塞いでいた胆石が外れることで、明け方くらいには解消するのが一般的です。

なお、お昼に脂っこい食事をとれば、日中でも胆石発作が起こることもあります。

胆石発作の対処法は?痛み止めは効く?

胆石発作によって激しい痛みが起きている場合、NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)の鎮痛薬や、胆のうの緊張を緩和する薬で対処します。しかし、細菌感染を起こして胆のう炎に発展してしまっている場合は、抗生物質の投与や穿刺(胆のうに針を刺して胆汁を吸引する方法)が必要になったりします。

また、胆石がある人は胆道がんを発症するリスクが高いことから、胆石発作が定期的に起こる人の場合は、外科手術などで胆石を除去する治療が必要になるケースもあります。

おわりに:胆石発作には痛み止めも有効。ただ、痛みがあるなら基本的に根治治療が必要

腰痛や右の上腹部の痛みが特徴の胆石発作は、特に脂っこい食事をとった直後に起きる傾向にあります。対処法として痛み止めは有効ですが、根本的には手術治療が必要とされることも少なくないため、医師の指示に従いながら治療を進めていきましょう。

※抗菌薬のうち、細菌や真菌などの生物から作られるものを「抗生物質」といいます。 抗菌薬には純粋に化学的に作られるものも含まれていますが、一般的には抗菌薬と抗生物質はほぼ同義として使用されることが多いため、この記事では抗生物質と表記を統一しています。

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