自宅でホワイトニングするのって効果があるの?

2018/6/29

記事監修医師

日本赤十字社医療センター、歯科・口腔外科

川俣 綾 先生

自宅で行うホームホワイトニングは、歯を白くする効果があるのでしょうか?また、どのような方法でホワイトニングを行うのでしょうか?自宅で行うホワイトニングについて解説していきます。

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自宅でのホワイトニングの効果は?

ホームホワイトニングのメリットは?

自分のペースでできる
ホームホワイトニングは自分のペースでできるので、忙しくて時間に余裕がない人や、生活時間が不規則の人などに適しています。また、自分の好みに合わせて白さを調節できることもメリットの一つです。
効果が長持ちする
オフィスホワイトニングの効果持続期間は3ヶ月~半年ほどですが、ホームホワイトニングは1年~2年間ほど持続するといわれています。
費用が抑えられる
最初はマウスピースの作製費用として3万円ほど必要になりますが、その後はメンテナンス費用としての、5千円前後(通院費やホワイトニング剤を合わせて)に抑えることができます。
色の後戻りがしにくい
オフィスホワイトニングは半年~1年ほど経つと、ホワイトニングした歯がもとの色に戻ってしまうのですが、ホームホワイトニングは継続して行うことで、色の後戻りを最小限に抑えることができます。

ホームホワイトニングのデメリットは?

歯が白くなり始めるまでに時間がかかる
ホームホワイトニングの効果は即効性はないため、白さを実感できるまでに、少なくとも2週間程度はかかるとされています。
自分で全て行わなければならない
薬剤の塗布、装着、毎日のケアなどの処置を、全て自分で行う必要があるため、手間や時間がかかります。
1日2時間装着しっぱなし
ホームホワイトニングを行う際は、少なくとも2週間のあいだ毎日2時間マウスピースの装着をする必要があります。装着している間は、飲食や睡眠、話すことなどが制限されるため、不便を感じる人もいます。

自宅でのホワイトニングってマウスピースを使うの?

一般的に自宅で行うホワイトニングでは、マウスピースとジェルを用いる方法が使われます。歯科医院で作製したマウスピースに専用のジェルを塗布し、1日30分~8時間ほど装着します。これを1ヶ月以上継続して行うことで、徐々に歯を白くしていくというものです。費用は、かかる歯科医院により異なりますが、平均的に2~4万円ほどで行えます。

マウスピースは透明であまり目立たないので、通勤時や入浴時にも使用することができます。効果が現れるまでに時間を必要としますが、オフィスホワイトニングと比較すると色の後戻りがしにくいため、長く白い歯を維持することができます。
ただし、マウスピースの装着により嘔吐反射が起こる場合は、自宅でのホワイトニングが難しいことがあります。

LEDライトで自宅でホワイトニングできるって本当?

LEDライトを使う

オフィスホワイトニングでも使用されるLEDライトは、自宅で使用可能なものが数千円ほどで購入できます。ただし、LEDライトはあくまでも補助的に使うもので、使用する際はマウスピースの上からLEDライトを当てるという形になります。このマウスピースとLEDライトを併用することで、ホワイトニング効果がより強くなるとされています。

効果が出るまでの時間は個人差がありますが、比較的早く効果が現れるとされています。

歯科でもホワイトニング使用されるLEDライト

歯科医院でホワイトニングを行う場合にも、LEDライトを使用することでホワイトニング効果を促進することがあります。LEDは青色発光ダイオードが使用されることが多いですが、ほかにもハロゲンライトなどホワイトニングに用いるライトにはさまざまなものがあります。

おわりに:ホームホワイトニングのメリット・デメリットをしっかり把握しよう

自宅で行うホワイトニングは自分のペースで行えるほか、効果の持続や費用が安い、色の後戻りがしにくいなどのメリットがあります。デメリットとしては、効果が出るまでに時間を要することや、マウスピースの装着時間などがありますが、通勤時や入浴時にも使用できたり、オフィスホワイトニングと比べると色の後戻りがしにくいため、長く白い歯を維持することができます。歯科医と相談し、メリットとデメリットを踏まえた上でやるかどうか決めましょう。

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