歩かなくなったら太ってしまった!車椅子の人のダイエットについて

2017/1/18 記事改定日: 2019/8/26
記事改定回数:2回

佐藤 典宏 先生

記事監修医師

産業医科大学第1外科

佐藤 典宏 先生

車椅子を使っている方は日常生活で消費するカロリーが少くなってしまうので、以前より太ってしまったなぁ…と思う方も多いかもしれません。活発に動くのが難しいからダイエットはムリかも…と思われているかもしれませんが、車椅子の方もダイエットは可能です。この記事でその方法をご紹介します。

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車椅子の人が体重が増えやすいのはなぜ?

摂取したカロリーを消費しないと体重が増加します。特に車椅子を使っている人の場合、脚をあまり動かさなくなって脚の筋肉が衰えてしまうため、日常生活で消費するエネルギーが少なくなって体重が増えてしまうことがあります。また、2型糖尿病や心臓病、がんなどのリスクが高くなります。

車椅子の人のダイエット方法は?

食事や身体活動のレベルを調整すれば、健康的にダイエットができます。そのためには、摂取カロリーを減らすことと、活動的な生活を送ることが大切です。

ただし、体の状態によって動くことに制限がある場合は、食事療法で減量するという方法があります。目標体重になるまで、週に0.5~1kgずつの減量を心がけていきましょう。

何を食べたらいい?

1日に必要なカロリーは、成人男性の場合は約2,500キロカロリー、女性は約2,000キロカロリーです。ただ、車椅子の方の場合、運動量が少なくなるため、これより減らしてもいいかもしれません。

摂取カロリーを調整している期間は、健康的な食生活を意識して、必要な栄養素をすべてとることが重要です。以下に、健康的なバランスのとれた食事をご紹介します。

  • 果物や野菜(毎日少なくとも5種類の果物や野菜を食べる)
  • ジャガイモなどのでんぷん質食品
  • 牛乳と乳製品
  • 肉、魚、卵、豆、その他のタンパク質源

どんな運動がおすすめ?

運動はダイエットに欠かせません。摂取カロリーよりも多く消費するのはもちろん、体力アップになるのでダイエットにつながります。可能であれば、筋トレだけでなく、定期的に有酸素運動も取り入れましょう。たとえば、外出するときに車を使う変わりに、車椅子で出かけたり、車椅子の方でも運動できるジムに通ったりすることなどがあります。

もし可能なら、車椅子スポーツ(水泳、バスケットボール、ネットボール、バドミントンなど)にチャレンジするのもおすすめです。

おわりに:運動と食事を工夫して、減量に取り組みましょう

  • 車椅子の人は運動量が減るだけでなく、脚の筋肉も落ちてしまうため太りやすい
  • カロリーや栄養素に気を配った食事を摂り、車椅子でも取り組める有酸素運動を行うことで、少しずつ体重を減らすことができる

できる範囲で少しずつ、日常生活に取り入れていきましょう。

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