記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2018/7/26
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
過酷な労働環境によって過労の症状が出てしまった場合、どんな対策をすればいいのでしょうか?自分の健康を守るために知っておきたい、相談窓口についてもご紹介します。
時間外労働や連続勤務が続いて過労の状態に陥ってしまうと、抑うつ症状や倦怠感、判断力の大幅な低下、睡眠障害、腹痛、動悸、めまいなどさまざまな症状が出るようになります。もしこうした過労の症状が出た場合は、早急に以下の対策をとるようにしてください。
過労の症状が出た場合は、症状に合った診療科や労災病院などを受診しましょう(お近くの労災病院については、このサイトから検索することができます)。
自身の裁量の大きい職場であれば、労働時間や業務に伴うストレスを減らす方法を考えたり、上司に相談してみましょう。
ただ、労働環境の改善に非協力的な職場の場合は、労働基準監督署などの公的機関で相談することをおすすめします。慢性的に時間外労働が月45時間を超過しているような職場であれば、労働基準監督署が企業側に指導を行ってくれます。
なお、労働基準監督署への報告は匿名でも可能です。
労働環境を改善しようとしない会社は、退職するのも一つの選択肢です。過労になってしまう方はもともと責任感の強い方が多いので、「辞めたら会社に迷惑がかかるのでは」と思いがちですが、過労によって体調を崩したり、命を落とすようなことがあっては元も子もありません。
また、他の職場であれば労働環境が良い可能性も大いにあるので、転職を検討してもいいでしょう。
過労や労働条件などで困っているときは、以下の相談窓口で一度相談してみることをおすすめします。
【 厚生労働省 の情報をもとに編集して作成 】
過労は放置していると重篤化し、心筋梗塞や脳血管障害を引き起こしたり、うつ病を引き起こしたりする恐れがあります。一人で悩まずに、利用できる公的機関の相談窓口で、一度悩みを相談してみてください。