妊娠希望の女性のための基礎知識~妊娠するタイミングはいつ?~

2017/1/16

山本 康博 先生

記事監修医師

東京大学医学部卒 呼吸器内科医

山本 康博 先生

「妊娠したい」と強く願っている妊活中の女性や、
「いまはまだ早いけど、将来的にはいつか子どもがほしいな」と考えている女性にとって、
受精して赤ちゃんができるまでの間にカラダの中で起こることや
いつから「妊娠」の状態になるのかを知っておくことはとても大切です。

今回の記事では、
すべての妊娠希望の女性に向けて、
妊娠するまでの間に女性の体内で起きる変化を
ご紹介していきます。

排卵から受精するまで

毎月、女性の体内ではホルモンの変化が起こり、卵巣から卵子が一つ排出されます。この卵子は、卵巣と子宮をつなぐ卵管を通って移動します。これがいわゆる「排卵」です。このとき子宮の内側が厚くなり、受精卵を迎えるための準備が始まります。

もしこのタイミングで受精が起きなければ、子宮の内側にできた表層がはがれ、膣から流れ出ます。これが生理です。生理中は、子宮内粘膜の表層と血が混ざったものが体外に排出されているのです。妊娠可能な年齢の女性は、約28日に一回生理がきます(生理周期にはかなり個人差があるため、24日~35日の間で変動するケースもよくあります)。

排卵日付近の女性が男性と避妊しないでセックスをすることにより、卵子が卵管にいるころに精子と出会い、「受精」します。受精卵はその後子宮まで移動し、内膜に着床・成長します。

受精から妊娠するまで

卵子が受精可能な時間は、卵巣から排出されてから12~24時間の間です。
一方の精子は卵管の中で一週間ほど生き延びることができるため、排卵が起きる前に精子が卵管に入ってきても、受精する可能性はあります。

一つの精子が卵子の中に入ることで、受精の状態になります。精子には父親の遺伝子が、卵子には母親の遺伝子がそれぞれ入っており、一度受精するとほかの精子は卵子の中に入ることができません。受精卵は卵管の中を移動し、子宮までたどり着くと、排卵から6~10日後に子宮の内膜に着床し、成長を始めます。ここで妊娠(受胎)の状態になります。受胎直後の受精卵は胚と呼ばれますが、8週間後には胎児と呼ばれるようになります。

最初に妊娠に気付くきっかけとして最も一般的なのが、生理がこないことです。生理予定日から数日が過ぎれば、尿検査による妊娠検査ができます。妊娠検査は病院でももちろんできますが、ドラッグストアで手軽に購入できる妊娠検査薬によっても可能です。

おわりに

妊娠するまでの流れについては、誰もが保健体育の授業で学んだことがあるはずですが、改めて学んでみることでいろいろと発見があったのではないでしょうか?妊娠するタイミングがいつなのか、妊娠したサインやしていないサインはどう見極めればいいのか、など基礎的な知識をつけておくことが妊活では案外役立ちます!妊娠したい女性はぜひこの知識を参考にしてくださいね。

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