思春期になっても生理が来ない!~原因と治療法~

2017/4/4

山本 康博 先生

記事監修医師

東大医学部卒、独立行政法人国立病院機構東京医療センター

山本 康博 先生

思春期を迎えて数年。
周りの友達はみんな始まってる。
なのに私には、まだ生理が来ない・・・。

「これって異常?何かの病気なの?!」
と心配な女の子や、娘さんが気がかりな保護者の方のために、
思春期になっても生理が来ない原因や治療法について以下の記事でご紹介します。

生理が始まるのは何歳から?

通常、生理が始まるのは10歳~16歳の間で、ほとんどの女子は13歳ごろには初潮を迎えるといわれています(平均12.4歳)。しかし成長スピードには個人差があるので、生理が来る年齢に正しいものも間違ったものもありません。

生理は、身体の準備が整ったときに始まります。女子の場合、胸が発達しはじめたり陰毛が生え始めたりする第二次性徴期の最初の兆しがあってから、およそ2年後に始まるのが一般的です。

思春期になっても生理が来ないなら、病院に行くべき?

16歳頃までに生理が始まらない場合は、医師や専門医の診察を受けるべきです。正常な第二次性徴期の過程にあるのか、検査が行われます。もし14歳までに第二次性徴の兆しが見られない場合も、専門医の診察を受けることをおすすめします。

検査結果によっては「経過を見守りましょう」と言われるだけかもしれませんが、多くの場合、生理は18歳になるまでに自然に始まります。
なお、場合によってはホルモンの数値を血液検査することもあります。

生理が来ない原因

生理が始まらないことの医学的名称は「原発性無月経」といいます。
これの原因としては、以下のものが考えられます。

・発達の自然な遅れ
「母親や姉の生理も始まるのが遅かった」など家系の問題の場合、初潮が遅れるケースがあります。

・ホルモンバランスが安定していない

・標準体重に達していない

・運動のしすぎ
運動競技、体操、ダンスをたくさんしている女の子に影響することがあります。

・摂食障害

・重度のストレス

・妊娠
生理が始まる数ヵ月前から卵巣は排卵を始めることができるため、初潮を迎える前に妊娠している可能性があります。

・卵巣、子宮、膣の病気

生理が来ないときの治療法

以下のように、原因によって治療法は異なります。

ホルモンバランスの乱れが原因の場合

ホルモン療法による治療が推奨されるケースがあります。

摂食障害が原因の場合

治療と食事療法を組み合わせて治療することがあります。

運動のしすぎが原因の場合

運動量を減らすか、(標準体重に達していない場合)カロリーの摂取量を増やすことが推奨される場合があります。

その他、カウンセリング療法を受けるケースもあります。

おわりに

生理が来ないとき、考えられる原因はたくさんあります。上記でご紹介した原因の中で、当てはまるものはあったでしょうか?
ただ、初潮のスタートには個人差があり、「○○歳で始まる!」と言い切れないのも事実です。もし不安に感じたら、専門医に診てもらうことをおすすめします。

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