老化を防ぐスーパーパワー!抗酸化物質

2017/3/15

佐藤 典宏 先生

記事監修医師

産業医科大学第1外科

佐藤 典宏 先生

最近、肌のシミが増えた・・・シワが気になる・・・化粧ノリが悪い・・・
加齢とともに頻発する肌トラブル。これが老化現象!?なにかいい手はないの?

老化現象を引き起こす大きな原因の一つは、活性酸素。シミやシワは、活性酸素の攻撃で肌にできた「サビ」です。活性酸素は、本来、体内に侵入した細胞やウイルスと闘ってくれるありがたい存在なのです。

ただ、加齢やストレスによって増えるため、増加し過ぎると、あり余ったパワーで肌を攻撃し、悪影響を及ぼすのです。

では、この活性酸素をどう減らすか?それが、今回紹介する抗酸化物質です。
抗酸化作用のある食べ物を摂取することで、アンチエイジングに多大な効果が期待できます!

美容とアンチエイジングの敵、活性酸素と闘う抗酸化物質

体内に取り込んだ栄養素と呼吸で取り入れた酸素が結びつくことによって、エネルギーはできあがります。
そのエネルギーがつくられる際、あまった酸素が、酸化力の強い「活性酸素」に変化し、血管や細胞を傷つけ、コラーゲンを壊し、シワやたるみ生み出し、カラダの内側から老化を促進します。
この活性酸素の働きを抑える働きが、抗酸化作用です。

抗酸化物質って?

体内の細胞は、活動するために常に酸素を必要としています。酸素は人体にとって必要不可欠の存在ですが、吸収した酸素は酸化することで人体にとって有害な存在「活性酸素」へと変貌します。
人体には、もともと抗酸化酵素があるため、対応出来る若いうちはさほど問題ないのですが、加齢、栄養不足、添加物、紫外線、ストレスなどによって活性酸素が増えすぎると、対応困難な状態に陥ります。
ガン、心臓病、脳卒中といった成人病は、活性酸素が主な原因であるとも言われています。
肌トラブルの原因として忌み嫌われている紫外線ですが、紫外線が当たった場所に活性酸素が発生することで、肌を傷めつける結果になります。紫外線だけが悪者というわけではないのです。抗酸化物質は、この「酸化」の働きを抑制、制限、ストップする物質です。抗酸化物質によって、細胞を守ることができるのです。

抗酸化物質は、どう摂取しますか?

活性酸素の発生を抑える物質を、抗酸化物質と呼びます。体内でも抗酸化物質は一定量つくられますが、さまざまな要因で不足します。
しかし、抗酸化作用の高い食品がたくさん存在しているため、食生活を通じて摂取することができます。
抗酸化食品には、ビタミンA、C、E、ベータカロチン、ルテイン、リコペン、セレンなどの栄養素が高い果物や野菜が含まれます。

どんな食べ物がお勧めですか?

果物や野菜、全粒粉、種子、ナッツなどが抗酸化物質が豊富な代表的な食品になります。ビタミンEとベータカロチンが豊富な食品も非常に抗酸化力があり、癌のリスク軽減に有効ですが、喫煙者の場合は、肺がんのリスクを高める可能性もあるるため注意してください。
また、マルチビタミンサプリメントを服用する場合も注意が必要です。ビタミンEやA、セレンなどの栄養素が多すぎると、害を及ぼすことがあるので、健康に不安や心配がある場合は、医師に相談してください。
・ビタミンA:牛乳、肝臓、バター、卵など
・ビタミンC:イチゴ、オレンジ、ピーマン、ブロッコリー、トマト、カリフラワー、など
・ビタミンE:アーモンド、ピーナッツなどのナッツや種子、ホウレンソウやケールなど
・ベータカロチン:ニンジン、マンゴー、カボチャ、ブロッコリー、ホウレンソウ、など
・ルテイン:ほうれん草、ブロッコリー、トウモロコシ、エンドウ豆、パパイヤ、オレンジなど
・リコピン:ピンクグレープフルーツ、スイカ、アプリコット、トマトなど
・セレン:トウモロコシ、小麦、米、ナッツ、マメ科植物、牛肉、魚、鶏肉、卵、チーズなど

おわりに ~老化を防ぐスーパーパワー!抗酸化物質~

抗酸化作用のある食べ物は、どれも手に入れやすいものばかり。毎日の食生活にガンガン取り入れ、カラダの「サビつき」を防いで、若々しさを保ってください。
また、「抗酸化力重視」で抗酸化力の強いものを求めるのもいいですが、習慣にしなければ効果はないということを忘れないでください。

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