ビタミンB6ってどんな栄養素?体内での働きは?

2019/7/8

山本 康博 先生

記事監修医師

東京大学医学部卒 医学博士 呼吸器内科専門医

山本 康博 先生

ビタミンは私たちの健康に欠かせない栄養素のひとつです。今回は、ビタミンB群のひとつであるビタミンB6の効果や摂取の目安量などをご紹介します。

ビタミンB6とは?

ビタミンB6は、主にタンパク質の代謝に関わっている栄養素です。糖質や脂質をタンパク質に、またはその逆の働きもします。また、免疫のはたらきを助けるため、解毒作用や利尿作用のほか、アレルギーの治療として抗ヒスタミン剤にも使われています。

脂肪を多く摂るとビタミンB6が消費されるため、偏った食生活を続けると肝硬変や動脈硬化、コレステロール血症などになる恐れがあります。また、つわりの原因のひとつにビタミンB6不足が考えられるため、妊娠中は通常の約6倍ものビタミンB6が必要といわれています。

ビタミンB6を摂ると得られる効果は?

ビタミンB6は酵素のはたらきをサポートする成分として、アミノ酸の代謝に関わっています。皮膚の抵抗力を高める、免疫機能を正常に保つ、赤血球のヘモグロビンを合成する、といったことに効果が期待できます。また、血液や筋肉がつくられる際に機能し、皮膚や粘膜の健康を維持する役割があります。

ビタミンB6が不足すると、貧血、口内炎、皮膚炎、リンパ球減少症などがみられることがあります。成人の場合、痙攣発作、うつ、錯乱など、神経系に異常がみられる場合があります。長期間にわたって抗生物質を投与された人は、欠乏症になるリスクがあると言われています。

1日に必要なビタミンB6の摂取量は?

日本人の食事摂取基準(2015年版)によると、男性では18歳以上で1.4mg、女性では18歳以上で1.2mgとされています。ビタミンB6はレバーや肉、まぐろやカツオなどの魚介類、バナナなどに多く含まれています。

おわりに:適切な量を摂取し、貧血などを予防しましょう

ビタミンB6はタンパク質の代謝に関わる栄養素で、不足すると、疲れやすい、神経のはたらきが不安定になるなどの症状がみられる場合があります。レバーやまぐろ、バナナといったビタミンB6が多く含まれる食品を日ごろから摂取して、ビタミンB6が不足しないように心がけましょう。

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