赤ちゃんの寝返りについて~時期やコツなど~

2017/4/18

山本 康博 先生

記事監修医師

東京大学医学部卒 呼吸器内科医

山本 康博 先生

「うちの子、寝返りがうてるようになったの!」という周りからの話を聞いて、

「わたしの赤ちゃんはいつ寝返りがうてるようになるんだろう」
と焦ったり、
「寝返りをうつと危ないって聞いたこともあるし心配…」
などと不安になったりする保護者の方は少なくないようです。

今回の記事ではそんな方に向けて、
寝返りをうつ時期やコツ、危険性などについてお答えしていきます。

赤ちゃんはいつ寝返りをうつ?

赤ちゃんの中には、早期に寝返りをうとうとする子もいますが、ほとんどは生後1カ月以内にひとりで寝返りをうつ力はないです。4カ月までに、赤ちゃんは自分の腕を使ってうつぶせの状態からあおむけに体を動かすことができる力を身につけます。そして6カ月までに、ほとんどの赤ちゃんはうつぶせの状態からあおむけへの寝返りだけでなく、あおむけからうつぶせという逆の動きもマスターします。

赤ちゃんに寝返りをうたせるコツ

赤ちゃんがうつぶせで過ごす時間を増やすのがよい方法でしょう。
そのような時間をたくさん作ってあげると、寝返りをうつために必要な力が背中や首、腕につきます。生後1週間から、起床後すぐの数分間、赤ちゃんを膝の傍にうつぶせの状態で置いてみましょう。生後1カ月になったら、毎日15~20分ぐらいうつぶせの状態にさせるようにして下さい。このとき、常に目の届くところにいるよう注意して下さい。
また、近くに赤ちゃんの興味を引くおもちゃを置いて、うつぶせになりたくなるような気持ちにさせるのもよい方法でしょう。赤ちゃんはそのおもちゃを取ろうと手を伸ばし、腕に筋力がついたり、横向きになったりするかもしれません。
さらに、赤ちゃんと一緒に床に座って、転がり方の手本を見せてあげるのもよいでしょう。

寝返りをうてるようになったら窒息の心配はある?

寝返りを覚えた赤ちゃんがうつぶせで寝ていたら、窒息の可能性を心配する方は多いはずです。
しかし心配をすることはありません。赤ちゃんはうつぶせになる力とともに、睡眠中のトラブルに気づく力も身につけているのです。つまり、赤ちゃんは呼吸しづらくなる場所に動いてしまう可能性は低いということです。
もし、赤ちゃんが寝返りをうってうつぶせになるのが本当に心配であるのならば、赤ちゃんをあおむけの状態でベビーベッドに置くか、赤ちゃんのどちらか一方の腕を伸ばして寝かせるようにして下さい。そうすれば、もし赤ちゃんが寝返りをうっても、胸の前に腕がくるようになり、赤ちゃんとベッドの間に腕が挟まるため、完全にうつぶせになり窒息する可能性が低くなるのです。
また、赤ちゃんの窒息を防ぐために、赤ちゃんのベッドが確実に安全なものであるように注意するべきです。例えば、硬いマットレスを使う、枕や毛布、体にフィットしやすいシーツ、ぬいぐるみなどは置かないようにするなどといったことを確認して下さい。

おわりに:赤ちゃんが寝返りできるようになることは成長の証!

赤ちゃんが寝返りできるようになることは素晴らしいことです。寝返りできるようになったらたくさん褒めてあげましょう。そして赤ちゃんの寝る環境に注意しながら、次の赤ちゃんの成長のステップを待ちましょう。

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