記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2017/4/18 記事改定日: 2019/10/17
記事改定回数:1回
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
「赤ちゃんが寝返りを始めるのがまわりより遅いかも…」「寝返りをうつときに危なそう…」と不安になっているママもいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、赤ちゃんが寝返りをうつ時期や寝返りのときの注意点について解説していきますので、不安解消に役立ててください。
基本的には、生後1か月の赤ちゃんにはひとりで寝返りをうつ力はないです。
一般的に、4か月ころまでには自分の腕を使ってうつぶせの状態からあおむけに寝返りをうてるようになるといわれています。
その後6か月ころまでには、うつぶせの状態からあおむけへの寝返りだけでなく、あおむけからうつぶせという逆の動きの寝返りをするようになります。
ただ、赤ちゃんが寝返りを始める時期には個人差がありますので、まわりの赤ちゃんよりも寝返りを始める時期が遅かったとしても、健診のときに健康状態に問題ないと言われたのであればあまりに気にしなくてもいいでしょう。
不安な場合は、一度担当医に赤ちゃんの健康状態をチェックしてもらい、問題がないか相談してください。
個人差はありますが、上でも述べた通り赤ちゃんは生後4~6か月頃に寝がえりをするようになります。
しかし、ある日突然できるようになるわけではなく、首や腕、背中、腰など全身の様々な筋肉を発達させながら徐々にできるようになるものです。
もちろん、ご両親や周囲の大人がサポートしなくてもできるようにはなりますが、横を向きたがるなど寝返りを始めそうな動きがみられたときは次のような方法でそっとサポートしてあげましょう。
ただし、どのようなサポートであっても赤ちゃんは思いもよらないことで窒息する危険があります。必ずしっかり見守った状態で行うようにしましょう。
いざ赤ちゃんが寝がえりを始めると、行動範囲が広がったり、うつぶせの状態が長く続くことによってさまざまな危険が生じるようになります。
赤ちゃんを守るためには、誤飲の危険がある小さなおもちゃなどは置かないよう注意し、寝返りをうった拍子に頭などをぶつけないよう布団やベッドの周りは整理しておきましょう。また、高さのあるベッドで寝ている赤ちゃんは常に柵を上げるよう心掛け、転落に注意するようにしてください。
そして、赤ちゃんからはできるだけ目を離さずに見守り、うつぶせのまま仰向けに戻れないときはそっと戻してあげましょう。寝具が柔らかかったり、毛布や掛布団で顔が覆われて息ができなくなることもありますので、注意してください。
赤ちゃんが寝返りを始める時期には個人差があります。健康的な問題がないようであればあまり気にする必要はありませんが、サポートや練習で赤ちゃんが寝返りを始めやすくなることもあるので、気がついたら手伝ってあげてもいいでしょう。
また、寝返りを始めたら、赤ちゃんがケガなどをしないように、気を配ってあげてくださいね。