記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2018/6/8
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
お酒を飲み過ぎた翌日、ひどい頭痛や吐き気に悩まされたことはありませんか?今回の記事では、そんな二日酔いの症状に効くおすすめの薬や、二日酔いの予防法をご紹介します。
アルコールは肝臓で分解される際に、「アセトアルデヒド」という物質を発生させます。このアセトアルデヒドは、二日酔いによる頭痛や吐き気の原因物質といわれるものです。
この二日酔いの頭痛に有効とされる薬が、イブプロフェンやナプロキセンが配合された鎮痛薬です。
ただし、アセトアミノフェンを含んだ鎮痛薬は、アルコールと併用すると肝臓や腎臓の機能を障害する恐れがあるので、服薬は控えましょう。また、頭痛薬の飲み過ぎはアルコールで傷ついた胃や肝臓にさらに負担をかけてしまうので、二日酔いの度に頭痛薬を飲むのはやめてください。
二日酔いによる吐き気や胃のむかつきは、お酒の飲み過ぎで胃粘膜が傷ついたことが原因で起こります。これらの症状に悩まされた場合は、以下の薬がおすすめです。
頭痛や吐き気、むくみなどの二日酔いによる諸症状の緩和には、「五苓散(ごれいさん)」という漢方薬も有効です。五苓散は「水」の巡りを整え、吐き気やむくみを鎮める作用があるとされ、飲むとすぐ吐いてしまう人や、お腹を壊してしまう人に特に効果を発揮します。
二日酔いによる諸症状は薬で緩和することも可能ですが、そもそも二日酔いにならないよう、予防に努めることが大切です。お酒を飲む日は、以下のことを心がけましょう。
ご紹介した薬はドラッグストアで購入できるものばかりなので、二日酔いで頭痛や吐き気に悩まされたときは活用してみてはいかがでしょうか。ただ、薬によっては胃や肝臓にさらに負担をかけてしまう恐れがあるので、基本的にはお酒は適量を守って、二日酔いにならない程度に楽しむようにしましょう。