記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2017/4/14
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
アルコールは、健康、仕事、自宅での生活など、生活の様々な部分に影響を及ぼし、問題を発生することがあります。 いつでも飲むことを考えている場合、自分でやめることができない場合、または自然と計画している以上に飲んでしまう場合などはアルコール依存症の可能性があるかもしれません。
アルコール依存症のすべての兆候が明らかであるとは限りません。 また、多くの人は、アルコールが問題であることを自分で認めるのは難しいと感じています。そのため、しばしば周囲の人が問題を見みつけます。 友人や家族がお酒をが飲むことについて助言をしてくる場合は、自身を省みてみましょう。そして、かかりつけ医に相談してみてください。
アルコールの身体への影響では、次の症状がおきます。
・体重が増える
・気分が悪くなったりめまいを感じたりする
・口臭がする
・不器用になる
・ろれつが回らなくなる
・肌が荒れる
・感情がコントロールできなくなる
以下のような症状または言動は、アルコール依存症の症状の1つです。
・飲酒運転
・市販薬や処方薬をアルコールと混ぜて服用する
・医師または薬剤師に常習的な酒飲みであることを伝えない
・妊娠しているか、妊娠しようとしているにもかかわらず飲酒している(少量のアルコールでも胎児の障害になることがある)
・子供の世話をしている間に飲酒する
・飲酒によって悪化する可能性がある病状があるにもかかわらず、飲酒する
飲酒を習慣づけてしまう理由として以下のようなものがあります
・お酒を飲むとリラックスしたり、不安がやわらいで、眠りにつきやすい
・緊張する社会的な場面でリラックスできる
・悲しいことや不愉快なことを考えないようにできる
・常習的な酒飲み達と交流する
次の1つまたは複数の記述が当てはまると、あなたの身体にはアルコールの問題がある可能性があります。
・一度飲み始めたら止めることができない
・飲酒を減らす必要性を感じた
・1週間ほど飲酒をやめようとしたが、数日間中止しただけで終わった
・飲酒のために職場や自宅ですべきことをしない
・飲んだ後で罪の意識を感じる
・他人から自分の飲酒についてコメントを受けることがある
・飲酒に対する批判に腹を立てたことがある
・前夜に酒を飲んだ後、奮い立たせるために翌朝にも飲む
・飲んでいる間に起こったことを覚えていない
・飲酒の結果として他人を傷つけることがある
以下の言動は、深刻なアルコールの問題を引き起こし得ます。
・夕方または週末用にのために十分なアルコールがあるかについて、心配になったたことがある
・どれくらい飲んでいるのか周囲に分からないように、アルコールを隠すか、別の店で買う
・飲み過ぎを防いだり、酔わないことを期待して、一種類の飲み物から別の飲み物に切り替える。
・ソーシャルイベントで「過剰な」飲み物を手に入れたり、他人が見てないときに隠れて飲む
1ワンドリンク=350ml程度のビン1本のビール(アルコール度数4.5%の場合)、150ml程度のグラス1杯のワイングラス1杯(アルコール度数12.9%の場合)、アルコール度数約40.0%の蒸留酒の場合は45ml程度の量を基準とし、以下にあてはまる場合、飲みすぎです。
・1週間に7ドリンク以上、または1回に3ドリンク以上飲む女性
・1週間に14ドリンク以上、または1回に4ドリンク以上飲む男性
・65歳以上で、週に7ドリンク以上*または1回に3ドリンク以上飲む人
次のいずれかの記述に当てはまる場合は大量に飲んでいます。
・毎日3ドリンク以上、または週に21ドリンク以上飲む女性
・毎日5ドリンク以上、または週に35ドリンク以上飲んでいる男性
アルコール依存症の原因は完全には分かっていません。 家族にアルコール依存症の既往があれば、より発症しやすくなります。 男性は女性よりもリスクが高いようです。 酒飲みの人の中には、不安、うつ、緊張、孤独、自己疑惑または不幸を和らげるために飲酒する人がいます。
飲酒が引き起こしている問題を止める唯一の方法は、お酒をやめることです。やめることは簡単ではないかもしれません。 しかし、お酒をやめる努力は、より健康でより良い人間関係、そして達成感で報われます。 禁酒しようと思っているときは、禁酒する理由のリストを作ることをお勧めします。
アルコールやその他の薬の使用を中止する決定は、健康に関して非常に重要です。あなたがやめると決めた場合は、医師に相談してください。医師は治療法を導くことができ、回復に必要なを行い、あなたの状態を監視してくれます。
最初のステップは、自分の行動を制御することを認識することです。 それは、人生で唯一ともいえる厳しい管理でしょう。 次のステップがあります。
1.やめることを決定する。 いったんやめると決めたら、成功するための計画を立てることができます。
2.医師の助けを借りる。医師は最大の味方になります。 アルコール依存症は病気の一種であり、治療することができます。 アルコール依存の問題について医師やカウンセラーと話すことも参考になります。
3.サポートを受ける。 禁酒会、アルコール依存症および薬物依存に関する全国の精神保健福祉センター、国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存研究部または全国薬物依存症者家族連合などに連絡してください。 地元の治療プログラムについての情報を求め、アルコール問題について相談してください。 そこでは禁酒に必要なやめるツールとサポートを提供します。 家族や友人にも支援を依頼してください。
アルコールは以下のものを引き起こし、健康に多くの影響を与える可能性があります。
・肝硬変など肝臓の病気
・事故による死亡
・妊娠中であれば赤ちゃんに重大な影響
・出血性潰瘍や胃粘膜への刺激による胃の痛み など
・事故
・不安
・異常に疑い深くなる
・失神/記憶喪失
・関係の破綻
・うつ病
・アルコールの影響を受けながら運転する
・不眠症
・自尊心の喪失
・自分のことができなくなる
・仕事のパフォーマンスが悪くなる
・二日酔いのため休む
・手が震える
・勃起障害(男性)
・嘔吐
・アルコールは健康にどう影響しますか?
・問題のある飲酒とはどのようなものですか?
・アルコール依存はどのように治療することができますか?
・妊娠しました。 アルコールはどのように赤ちゃんに影響を与えますか?
・アルコール依存症治療中に鎮痛剤を服用できますか?
・アルコール依存症治療中に抗うつ薬を服用できますか?
・回復に役立つ支援団体をお勧めしてくれますか?
・アルコール依存症を助けることができる薬はありますか?
・アルコール離脱の症状はどのようなものでしょうか?
・アルコール依存症の症状を緩和するためには何ができますか?