記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2020/5/14
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
春は進学や入社、部署異動、引越しなど新しいことが始まる季節であり、環境の変化が大きく忙しさを感じやすい時期です。ゴールデンウィークになると忙しさがちょっと落ち着きますが、大型連休の終わりに気をつけたいのが5月病です。この記事では、5月病の症状や予防法、対処法を紹介します。
4月後半から5月にかけて、日本ではゴールデンウィークと呼ばれる大型連休があります。「学校や会社に行きたくない」「なんとなく体調がよくない」「勉強や仕事に集中できなくなった」など大型連休のあとに心身に不調を感じる状態を5月病といいます。5月病が悪化すると体調がすぐれない状態が続き、欠席や欠勤が増える場合があります。
5月病は誰でもなる可能性がありますが、下記の特徴に当てはまる人はとくに注意しましょう。
5月病になる人は、環境の変化によるストレスを抱えていたり、疲労を溜め込んだりしている傾向がみられます。そのためストレスと疲労を蓄積しないようにすることが5月病の予防につながります。
5月病は早めに対処することが大切です。以下で紹介する「5月病の初期症状」に気づいた場合は、かかりつけの医師など、医療機関の診察を受けましょう。身体に問題がなく、不調の原因がわからない状態が2週間以上続く場合は、精神科や心療内科の受診を検討してください。放置すると心身の不調が続いて日常生活に支障をきたす場合もあります。早めに相談しましょう。
5月病は、春に環境変化があった人に起こりやすいです。また、それまでに疲労やストレスを溜め込んでいた人も要注意。趣味を楽しんだり運動や食事など生活習慣を工夫して5月病を予防しましょう。
「ストレスや疲れを感じているのは自分だけかも」と不安を感じて悩みを打ち明けられない場合もあるでしょうが、程度の差はあってもストレスを抱えている人はたくさんいます。疲れやストレスを感じることは悪いことではありません。悩みや愚痴を言い合ったり、一緒にストレス発散したりすることが、解決につながる場合もあります。ストレスや悩みは抱え込まず、外に出すようにしてください。