子供がごはんを食べない!?~健康的食習慣をつけるためのアイデア

2017/5/1

子供のためにも、健康的な食習慣を身に付けさせたいですね。でも、子供ってどうしても好き嫌いをしてしまうもの。あなたの子供だけではありません。できるだけ、いろんなものを食べてもらうためにはどうしたら良いでしょうか?

この記事では、子供に身に付けてほしい健康的食習慣について解説します。ぜひ、おうちで試してみましょう。

冷凍宅配食の「ナッシュ」
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小さい子供の食生活について知っておこう

小さい子供はよく動きます。なかなかごはんを食べることに集中することができないので、子供にごはんを食べさせることにみなさん苦労していることでしょう。

動き回ることができるようになった子供は、じっと座って食べるよりも、自分の世界を探検し回ることのほうが好きなのです。

次は、出したごはんを子供が食べるかどうかが問題です。子供がほとんどの食べ物を好きでない場合は、食べ物について非常にえり好みが激しくなる可能性があります。芽生えかけた子供の独立心がごはんを食べないことを助長させます。顔の前に食べ物を持っていくと、「いや!」と大きな声で主張し、食事を食べさせようとする努力は完全にブロックされてしまいます。

しかし、この時期は健康的な食生活について子供に教えるのに最適な時期です。なぜなら、今身に付ける子供の習慣が、大人になったときの習慣となるからです。子供に食事のルールとマナーを教えることが、適切な習慣をしつけるためのスタートになるでしょう。

健康的なごはんは?

子供が、完全にごはんを食べるつもりがないわけではなく、ファーストフードに行けば食べるようであれば、そのお店のメニューには何があるかをみてみましょう。栄養のある食べ物を好きになることを学ぶためには非常に良い機会となります。お店にある、脂肪、糖分、コレステロール、塩分の多い食べ物は制限をしましょう。

おうちでは、脂肪分の少ない牛肉や鶏肉、魚、脂肪分の少ない乳製品、色彩の鮮やかな野菜と果物、全粒粉のパン、全粒粉を使ったパスタなどを中心にごはんを作りましょう。

子供からのシグナルを受け取る

家族が健康に良い食事について知ることは大事ですが、小さい子供は食べる必要があれば食べますし、必要がなければ食べないので、子供自身が非常にうまくバランスを取っています。ある日には、子供はたくさん食べます。別のある日には、何も食べません。しかし、これは正常なことですので、心配する必要はありません。

子供がお腹が空いていないときにも、ごはんを食べさせていると思います。しかし、健康的な食習慣を教えるには、子供が空腹感や満腹感を認識することに力を貸してあげることです。「もう一口食べなさい」と強制されると、満腹だという体からのシグナルを無視することになってしまうため、過食や肥満の問題につながる可能性があります。

子供には通常の食事と間食を与え続けるようにし、もし子供が食べられない時は、食べなくても良いことにしましょう。その後に、健康的な間食を摂るように勧めましょう。子供が一貫して、お皿に乗っている食べ物を最後まで食べなければ、お皿に乗せる量を減らし、子供が食べたいようであればおかわりをさせるようにしてみましょう。子供がきちんと成長していれば、自信を持って良いでしょう。

家族が良いお手本に

小さな子供は、大人がしていることをまねしたがります。子供は大人の手袋をはめてみたくなったり、携帯電話で話をしたがるのです。家族が魚、鶏肉、全粒穀物、たくさんの野菜や果物を食べて、脂物やジャンクフードを食べなければ、おそらくそれに従うでしょう。

栄養がある食べ物であれば、朝食でも夕食でも、いつのごはんのときに食べても良いのです。昼食に全粒粉のパンケーキにフルーツを添えたものを出したり、チーズサンドイッチを朝食に出してもよいのです。子供が食べたくなりそうなものをごはんに出せば、喜んで全部食べることでしょう。

「いや」ではなく「いまはいや」なのかも?

小さな子供が即座に「おいしい」と言わないとしてもがっかりしないでください。「いやだ」と言っても本当に「いやだ」ということではないことを覚えておくと良いでしょう。「いやだ」の意味は、「今はいやだ」ということが多いのです。ある研究では、子供が新しい食べ物を受け入れるまでに10~15回、拒否していることがわかりました。毎回、格闘する必要はありませんが、最初にうまくいかなくても、何回も繰り返してみましょう。

家族みんなで囲むごはんが子供の食習慣を育む

家族団らんの食事は、小さい子供の健康的な食習慣モデルには最適です。それだけではなく、家族そろって食べるごはんの時間は単に食べるための時間だけではないのです。テレビを消して、テレビゲーム機を片付けて、家族でつながることができる大切な時間です。

家族そろって食事を摂る子供は、そうでない子供と比べて、多くの野菜や果物など体に良いものを食べ、ジャンクフードを多く摂っていない、という研究結果があります。

放課後の活動に参加している年齢が上の兄弟や仕事に忙しい親など、夕食の時間に家族がそろうのが難しい場合もあるでしょう。そういう場合は、例えば日曜の少し早い昼食など、皆が家にいるときに家族そろっての食事を楽しみましょう。

おわりに:食事の時間は楽しいものに

子供の食生活を健康的に、体に良いものを食べさせようと思うのはとても重要なことです。でも、あまりそこに固執すると、食事時間が楽しくなくなってしまいます。好き嫌いをなくすことより、楽しく食事をすることを大切にしましょう。

 

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