記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2017/5/10
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2回にわたってお届けしている、「ニキビに効果的なスキンケア方法」。
前回はニキビができる原因やスキンケア方法についてお伝えしてきましたが、
今回の記事では、ニキビの悪化を予防するための注意点を中心にお届けしていきます!
ニキビを早く消したいあまりにつぶしたい衝動に駆られるかもしれませんが、つぶしてはいけません。ニキビをつぶすと感染した物質が皮膚に押し込まれ、腫れや赤みが増して痕になってしまったり、皮膚の感染症や瘢痕につながったりする可能性があります。
大切なイベントの前などでニキビを目立たせたくない場合は、医師に相談しましょう。瘢痕や感染の危険性の少ない方法で、処置してくれるでしょう。
指でニキビに触れたり、皮脂や肌の汚れがついているもの(スマートフォンなど)にニキビをつけたりしないようにしてください。ニキビに触れることで、毛穴の炎症を引き起こす細菌が広がることがあります。メイクやスキンケアクリームを塗るなどニキビに触れるときは、必ずその前に手を洗うようにしましょう。
脂がついたままの眼鏡やサングラスに触れると、ニキビが悪化することがあります。こまめに除菌しましょう。
一晩中メイクをした状態だと、皮膚に汚れが溜まり、ニキビが悪化しやすくなります。就寝前には必ずメイクを落としましょう。
スキンケア用の化粧品を購入するときは、ノンコメドジェニックのもの(毛穴が詰まりにくい成分を使っている)や、ノンアクネジェニックのもの(ニキビの元となるアクネ菌を含んでいない)を選びましょう。古いものや、変な匂いのする化粧品は捨てるようにしてください。
額にニキビがある場合、前髪などの髪の毛が不衛生な状態だと、ニキビが悪化する可能性があります。肌だけでなく髪も清潔にすることが、スキンケアをする上で欠かせません。
ニキビが身体にできた場合、タイトな服を着ていると肌が呼吸できなくなり、ニキビを刺激してしまうことがあります。スカーフ、ヘッドバンド、帽子も同様です。
「日焼けをするとニキビが消える」という説もあるようですが、日焼けによってニキビが悪化することはあっても、改善することはありません。また、日焼けはしわの原因になりますし、皮膚がんのリスクを増加させる恐れがあるので、ニキビを隠すために日焼けをするのはやめましょう。
次に該当する場合は、皮膚科医のもとを受診してください。皮膚科医に相談することで、ニキビの状態や自分の肌に合った最適なスキンケア方法を教えてもらえるでしょう。
・自宅や市販薬でのスキンケアを数ヵ月後続けているが、効果がみられない
・ニキビが悪化した
・ニキビがきれいになるにつれて、跡ができる
ニキビをつぶしてしまったり、指で触ってしまったり…というのは、多くの方がやりがちなNG行為です。ニキビが改善するどころか、跡が残ってしまう恐れがあります!一日でも早くニキビとサヨナラするために、いまは身の回りを清潔にすることを心がけ、毎日のスキンケアを欠かさず行ってくださいね。