成長期の子供にダイエットをすすめるべき?健康的なダイエットとは

2017/6/21 記事改定日: 2018/2/9

「ちょっとこの子ぽっちゃりしてきた...?」

自分の子供を見てそう思ったとき、そのことを指摘して子供にダイエットをすすめるべきなのでしょうか?伝えるとしたらどんな風に言ってあげればいいのでしょうか?実際のダイエットの進め方は?

この記事では子供の健康のために、ダイエットをすすめてあげるべきか悩んでいる親御さんへのアドバイスをご紹介していきます。

この子の体型を指摘すべき...?

思春期の子供に肥満の傾向がみられるとき、ダイエットが必要だということはちゃんと指摘してあげましょう。子供の健康のためには、問題の解決を先送りにしてはいけません。しかし、言い方には注意が必要です。子供の体型を批判するような言い方をしてしまい、子供の心を傷つけないようにしましょう。肥満の原因となっている行動を指摘してあげるなど、体重を減らすことではなく、不健康な習慣を改善したほうがいいということを伝えるようにしてください。。

良い例 「夜にお菓子を食べ過ぎるのは健康に良くないわよ」
悪い例  「○○ちゃん、最近ちょっと太ったんじゃない?」

ダイエットをすすめるべき...?

 

成長期の子供に安易にをすすめるのはおすすめしません。減量するように子供にプレッシャーをかけてしまうと、子供は自分の体型(もしくは自分そのもの)が否定されたように感じ、自分に自信が持てなくってしまいます。上記でも述べましたが、減量ではなく健康のために肥満の原因となっている行動を見直すように誘導することが大切です。

良い例 「夜遅くにお菓子を食べると健康にもお肌にも良くないよ」
悪い例 「太っちゃうから、夜9時以降はお菓子を食べちゃだめよ」

 

子供のダイエット成功のために親がしてあげられること

 

子供が減量し、健康的な習慣を身につけようとするとき、親のサポートはとても大事です。ここではその具体的な方法をご紹介していきます。

親がお手本になる

子供に運動させたいとき、まずは自分から始めてみましょう。自分がウォーキングやテニスをはじめ、それを子供にすすめてあげるのです。親子で運動することで、子供は「やらせている」と感じにくくなります。

家族ぐるみで健康的な生活を心がける

子供の肥満は、子供の行動だけが原因ではない場合もあります。出来合いのお惣菜や冷凍食品が中心の食事をしているなら、子供の健康のためにも塩分が少なく野菜の多い料理を手作りするようにしましょう。子供がスナック菓子を食べる量を減らしたい思うなら、親も率先してスナック菓子をやめるようにしましょう。

健康的な食生活について学ぶ

減量するからといって必ずしも子供が好きなお菓子をやめなければいけないというわけではありません。そのような間食も含めて、一日にどのような種類の食品をどれくらいの量食べるのが健康的なのかを親子で学び実践しましょう(親が子に教えてもいいですね)。その様な知識は減量だけでなく、その後の健康にも価値があるのです。

健康的なダイエットは運動不足の解消で解決!

健康的に痩せるには、日常生活に運動やスポーツを取り入れることが重要です。これは大人であっても、子供であっても変わりません。また運動不足の解消は、ダイエットだけでなく子供の心身の成長のためにも役立つでしょう。運動でダイエットを成功させるためには、下記のことをヒントにしてください。

スイミングやウォーキングなどの有酸素運動

体脂肪を燃焼させるために、有酸素運動を取り入れましょう。スイミングやウォーキングは体への負担が少ないので、運動の経験が少ない子供にもおすすめです。また、有酸素運動は、子供の心肺機能の向上にも役立ちます。

筋トレで基礎代謝アップ!

ダイエットを成功させるためには、筋トレなどの無酸素運動で基礎代謝をあげることも重要です。ただし、いきなり重いバーベルを持ち上げるような強負荷の筋トレは、思わぬ怪我のもとになってしまいます。子供の筋トレは、腕立て伏せやスクワットなど、自分の重さを利用した筋トレをするようにしましょう。公園の鉄棒やうんていなどでトレーニングするのもおすすめです。

テニスやバレエなど、好きなスポーツでストレス解消

ストレスは健康的なダイエットの天敵です。筋トレや有酸素運動でストレス発散になる人もいますが、まずは自分の好きなスポーツに取り組むことから始めてみましょう。テニスやバレエ、サッカーなど子供が興味を持つものであれば何でもかまいません。スポーツを通じて友達ができればスポーツがさらに楽しくなって、運動量も増えるでしょう。

食事制限ではなく食事療法的な考え方を!

ダイエットと聞くと、摂取カロリーを減らすことばかり考えてしまいがちですが、必要な栄養をバランスよく食べる「食事療法」的な考えでメニューを作っていくことが子供の健康につながります。栄養バランスを損なわないようにカロリーを減らすには、下記のことがポイントになります。

野菜中心のおかずでカロリーを調節

摂取カロリーが多くなってしまう原因に、脂肪や糖分(炭水化物)を含む食品に偏ってしまうことが挙げられます。野菜中心のおかずの品目を増やすなど、かさまししてカロリーを減らすようにしましょう。また、野菜に含まれるビタミンや食物繊維は、子供体調とお通じを整えてくれる働きがあります。

体を作る栄養 ― お肉や魚も忘れずに!

お肉やお魚に含まれるたんぱく質は、子供の体を作るために必要な大切な栄養素です。お肉やお魚をむやみに制限することはおすすめしません。カロリーが気になる場合は、揚げ物や炒め物を避けたり、鳥肉の皮や豚肉、牛肉の脂肪分を取り除いてから料理するようにしましょう。
ただし、脂肪も必須栄養素なので、子供の体にはある程度必要です。取り除きすぎないように注意してください。

ごはん(炭水化物)を完全に抜くのは危険

低糖質ダイエットについては賛否含めて様々な意見がありますが、リスクについては現状でははっきりわかっていない部分もあります。
遊びや学校生活のための活動エネルギーとして、糖質(炭水化物)は必要です。また、炭水化物を摂っていないと、筋肉がつきにくいといわれています。大人であれば問題がない程度の制限でも、子供に対して同じような制限をしてしまうと深刻な状況に陥るおそれがあるのです。スナック菓子やケーキなど、砂糖をたくさん使っている食品は制限したほうがいいですが、ごはんなどの主食を完全に抜いてしまうなどの、極端な制限をするのは止めましょう。糖質制限をするときは、医師や栄養士などの専門家に相談することをおすすめします。

おわりに:成長期の子供にもダイエットは必要。ただし、健康的なダイエットを

成長期の子供が肥満だと気づいたときに「太ってるから痩せなさい」と直接的に伝えるのは、子供の心に深い傷をつけてしまう可能性があります。「健康とために運動をしよう」とか「こういう食事を食べるともっと元気になるよ」というような言い方をしてみてはいかがでしょうか。そして、親も自身の健康のために率先して生活習慣を改善していきましょう。

厚生労働省 の情報をもとに編集して作成 】

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