紫外線を浴びるデメリットを理解し、しっかり対策しよう!

2017/7/6 記事改定日: 2018/2/13
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太陽光に含まれる紫外線は、肌でビタミンDを生成したり、殺菌や消毒する効果をもたらしたりするメリットがありますが、長く当たり続けると身体に悪影響を及ぼすことが知られています。この記事では、紫外線のメリットとともに、デメリットや紫外線対策について解説します。

紫外線とは?

太陽光に含まれる紫外線には、UVA、UVB、UVCの3種類があります。地表に届く紫外線のうち、約9割がUVAで、残りの1割はUVBです(UVCは最も有害な紫外線ですが、地表に届くことはありません。ただ近年、オゾン層の破壊の影響により、地表に届く可能性が指摘されています)。
UVAは、肌に与える影響は弱い反面、表皮の下にある真皮にまで届いて、しわやたるみの原因となります。一方、UVBは表皮までしか届きませんが、肌に与える影響が強いのが特徴です。また、血流を増やして肌の赤みややけどを引き起こしたり、日焼けで肌を黒くしたり、シミの原因になったりします。
ちなみに、表皮にある表皮細胞には、メラニンと呼ばれる色素があります。色白の人は、色黒の人よりもメラニンが少ないため、日焼けをすると赤くなりやすいと言われています。

紫外線にもメリットがあるって本当?

一般に、悪いものと考えてしまいがちな紫外線ですが、健康維持する上で役立つこともあります。主な紫外線のメリットとして、以下の2つがあります。

ビタミンDの生成

ビタミンDは、カルシウムの吸収を高めるとともに、血液中のカルシウム濃度を高めて丈夫な骨を作るのに役立ちます。ビタミンDは食べ物から摂ることができますが、紫外線を浴びて皮膚で作り出すこともできます。

殺菌・消毒効果

紫外線には殺菌・消毒効果があります。この効果を活かして、湿疹、乾癬、くる病、または黄疸の治療で紫外線を浴びるよう指示することもあります。

紫外線を浴びるとデメリットとは


必要以上に紫外線を浴びてしまうと、身体に以下のような悪影響が及ぶ可能性があります。

皮膚の変化

メラニンを含むいくつかの皮膚細胞が塊を形成し、そばかすやしみを作ります。時間の経過とともに、これらが癌を発症する可能性があります。

光老化

紫外線の影響で、肌の老化は通常より速くなります。特にUVAは真皮層まで届き、コラーゲンやエラスチンといった肌の土台となる部分を傷つけるため、たるみやしわの原因になります。また、UVBもシミを増やしたり、くすみの原因になったりします。

免疫システムの低下

白血球には体を保護する働きがあります。やけどをすると、白血球は新しい細胞を作り出しますが、これにより他の部位の免疫システムが危険にさらされる可能性があります。

目の傷害

紫外線は目の組織に損傷を与えます。また、紫外線によって角膜が傷つくと、白内障を発症する可能性があります。

皮膚癌

肌の色や年齢に関係なく、紫外線にさらされる長さと紫外線の強さに比例して癌のリスクも増加します。ほくろから出血したり、ほくろ形がいびつだったりする場合は癌化する可能性もあります。
また、家族に皮膚癌を発症したことがいる場合もリスクとなります。太陽の下で一日中働いている人たちは、特に普段から対策しておきましょう。

紫外線を必要以上に浴びないために

それでは、紫外線を必要以上に浴びないようにするには、どのようなことに気をつければよいのでしょうか。

過度に浴びない

自然光はもちろん、日焼けサロンなどの人工的な紫外線の光も、必要以上に浴びないようにしましょう。

紫外線が最も強い時間帯は外出を避ける

午前10時から午後4時は、紫外線が強いと言われています。この時間帯はできるだけ外出を控えましょう。

水、雪、砂の反射に気をつける

水、雪、砂は紫外線を反射し、皮膚や目に損傷を与える可能性があります。サングラスやゴーグルで防御しましょう。

身を守る服を着る

日光にあたる部分を減らすために、つばの広い帽子や長ズボン、目の詰まった生地でできた長袖シャツなど、肌を守る服を着ましょう。紫外線防御効果がある生地を使った洋服を着るのもお薦めです。

日焼け止めを使う

外出するときは、肌が露出している部分に日焼け止めを塗るようにしましょう。日焼け止めの効果を最大限に得るには、日光に当たる30分前に日焼け止めを塗ること、泳いだり、汗をかいたりした後はもちろん、曇っている日であっても、1時間半から2時間に1回塗り直すこと、焼けやすい部分(頬、鼻、首の後ろなど)は重ね塗りをすることです。
日焼け止めを選ぶときのポイントは、SPF値とPA値を見ることです。SPF値はUVBを、PA値はUVAを防御する効果があります。一般的に、数値が大きければ大きいほど防御効果は高くなりますが、必要以上に高いものを選ぶとかえって肌に負担をかける可能性があります。買い物や散歩など、日常生活での日焼け止めはSPF20、PA++までのものを選べば十分です。

おわりに:紫外線を浴びすぎないよう、日焼け止めや洋服で身を守ろう

紫外線は、ビタミンDの生成や殺菌・消毒効果などで身を守るメリットがある反面、必要以上に浴びすぎると肌の老化や皮膚癌といったデメリットがあります。日焼け止めを塗ったり、肌を覆う洋服を着たりして、紫外線を浴びすぎないよう気をつけましょう。

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