日焼け止めの正しい選び方と塗り方を覚えてきちんと対策しよう!

2017/7/11 記事改定日: 2018/7/6
記事改定回数:1回

田中 美帆 先生

記事監修医師

メディアージュクリニック青山、皮膚科

田中 美帆 先生

日焼けはシミや肌荒れなど肌トラブルのもとになり、紫外線のダメージが蓄積すれば皮膚がんの原因になることもあります。これは子供も同じです。
今回は、日焼け止めの選び方と正しい使い方について詳しく説明していきます。日焼け止めを使っているのに日焼けしてしまう、日焼け止めがすぐとれてしまうという人はぜひ参考にしてください。

日焼け止めは日焼け対策の基本!

日焼けを防ぐためには、日焼け止めを塗ることが非常に重要です。紫外線にはUVA(シワやたるみの原因)とUVB(皮膚を赤くしたり黒くし、シミや皮膚がんの原因)という2種類の光線があるのですが、この両方から肌を守ってくれるような日焼け止めを選ぶことを心がけてください。

基本的には、SPF30、PA+++以上の日焼け止めを少なくとも2時間おきに塗り直すのが望ましいです(水泳をしたり、汗をたくさんかいたりした場合は、もっと頻繁に塗り直すようにしてください)。

なお、日焼け止めを塗るだけでなく、紫外線が最も強い日中にはなるべく外出しないように心がけたり、外出時はツバの広い帽子やサングラス、肌を覆う服を着用したりすることも同じく大切です。

日焼け止めの正しい選び方って?

日焼け止めを購入するときは、以下のポイントに注意しながら選んでいきましょう。

SPF

SPFとは、UVB光線をどのくらいの時間、防御できるかを示す指標です。素肌で20分間紫外線を浴びた時を基準とし、例えばSPF30の場合、20分×30=600分の間UVBを防ぐことができるとされています。先述のとおり、日焼けを防止するためにはSPF30以上のものを選ぶようにしましょう。

PA

PAとは、UVAの防御力を表しています。PA+〜++++の4段階ありますが、PA+++以上を選ぶと良いでしょう。

ウォータープルーフ

「ウォータープルーフ」という記載のある日焼け止めは、肌が濡れた後でも40〜80分程度紫外線のブロック機能が持続するのが特徴です。具体的な耐水の度合いや持続時間、また塗り直す頻度は商品によって異なりますので、商品のラベルから確認するようにしてください。

日焼け止めの種類(ジェル、クリーム、スプレーなど)はどれを選んだ方がいい?

日焼け止めには、ジェルタイプ、クリームタイプ、スプレータイプなど、さまざまな種類があります。どの種類を選んだ方がいいかは下記を参考にしてください。

よく運動する人

運動の頻度が多い方には、クリームタイプでウォータープルーフ効果のある日焼け止めがおすすめです。身体を動かしたり汗をかいても落ちにくいというメリットがあります。落とすときも無理にこすらず、専用の石けんを使うか、しっかり泡立てた石けんで優しく洗い流しましょう。

ニキビができやすい人

「日焼け止めは塗りたいけど、ニキビがすぐできちゃう…」という方は、オイルフリーのミルクや乳液タイプの日焼け止めを選ぶようにしてください。

乾燥肌の人

乾燥肌の方は、まず土台となる皮膚を化粧水や乳液で保湿した上で、クリームタイプの日焼け止めを使用すると良いでしょう。

子供

お子さんは皮膚がデリケートです。子供用で発売されているものや、刺激の少ないものを選び、こまめに塗り直しましょう。普通の石けんで落とせるタイプのものが良いです。

なお、生後間もない赤ちゃんの場合、肌は非常にデリケートなので、基本的には日焼け止めを塗るのではなく、日陰で過ごしたり、服で肌を覆ったりすることをおすすめします。

毛深い方

スプレーやジェルタイプの日焼け止めを選びましょう。クリームタイプだと毛に絡まって塗り込むのに時間がかかってしまうかもしれませんが、スプレーやジェルタイプであればスムーズに肌に塗ることができます。
ただ、スプレータイプの場合は塗布量が不十分になってしまう傾向にあるため、はじめは手にスプレーしてから顔や体に塗ることをおすすめします。

日焼け止めを塗るときの注意点

日焼けをしっかり防止するには、「日焼け止めの正しい使用法」を知っておくことが非常に大切です。日焼け止めを塗る際は下記のポイントに注意してください。

日焼け止めの塗り方

タイミング
日焼け止めは出かける15分くらい前に塗るようにしましょう。こうすることで、肌の定着率が高くなります。外出後に塗るのでは、汗で流れ落ちてしまう可能性があります。
日焼け止めの効果を得るには、規定の量をしっかり塗ることが大切です。とある研究によれば、「ほとんどの人が、必要な量の1/4~半分程度しか日焼け止めを塗っていない」という結果が出たそうです。どれくらいの量を塗ればいいのかについては、ラベルや説明書きを確認してください。頬や鼻、首の後ろなど日焼けしやすい場所は重ね塗りすることで効果が上がります。
使用期限の確認
日焼け止めには有効期限があります。ラベルやメーカーのホームページから確認するか、特に規定がない場合は購入した年と月を日焼け止めに書いておき、1年以内に使い切りましょう。古いものは、使い切っていなくても捨てるようにしましょう。
唇にも日焼け止めを塗る
顔に日焼け止めを塗る際、忘れられがちなのが唇です。唇も日焼けすると腫れたり、皮が剥けたりしてしまいます。SPF15以上のリップクリームを塗るようにしましょう。

日焼け止めを止められたときには、どうやって日焼け対策すればいい?

日焼け止めは紫外線対策に高い効果を発揮します。しかし、アレルギーなどがある人は日焼け止めを使用することはできません。このような場合には、日焼け止め以外の対策を徹底することで日焼けを予防しましょう。

① 帽子、サンバイザー

顔は衣類で隠すことができないため、屋外では常に紫外線に晒された状態となりますので、帽子やサンバイザーなどで紫外線が当たる部位を極力抑えるようにしましょう。

② 日傘

日傘も帽子やサンバイザー同様、日陰を作り、紫外線への露出を最小限に抑える効果があります。特に日差しが強い夏では、UVカット効果のある日傘を選ぶのがおすすめです。

③ ラッシュガード

夏場は半そでや半ズボンなどを着用する機会が多くなりますが、露出した皮膚は日焼けをする危険が高くなります。このような場合には、UVカット機能のあるラッシュガードを着用することで紫外線のダメージを最小限に抑えることが可能です。ラッシュガードは通気性もよく、冷却感のある素材のものもあるため、熱中症などに注意して極力皮膚の露出を抑えるようにしましょう。

おわりに:日焼け止めは正しく使い、日焼け止め以外の対策も忘れずに!

せっかくの日焼け止めも、正しく塗らなければ効果は半減してしまいます!ご自分の持っている日焼け止めや普段の塗り方を、いま一度チェックして、正しい使用方法で使うようにしましょう。
また、日焼け対策には日焼け止め以外の対策も重要になってきます。日傘を持つ、日陰を歩くようにするなど、できることから対策をしていきましょう。

関連記事

この記事に含まれるキーワード

日焼け止め(12) 日焼け(25) SPF(3) スキンケア(24)