記事監修医師
メディアージュクリニック青山、皮膚科
田中 美帆 先生
2017/6/19
記事監修医師
メディアージュクリニック青山、皮膚科
田中 美帆 先生
ふんわりとした肌の見た目やスベスベの感触・・・赤ちゃんの肌は誰にとっても魅力的です。できるだけ長くその状態をキープさせたいですよね。皮膚が特に敏感な新生児だからこそ、スキンケアに関してすべきことをきちんと知ることが大切です。ここでは赤ちゃんの肌を守り肌トラブルを防ぐために、以下の方法をご紹介します。
入浴後は赤ちゃんの体をタオルでくるんだら平らな面に置き、タオルで肌を軽く押さえて水分を拭き取ります。太ももやおむつをつけるところ、よだれがたまりがちなあごのくぼみなどは水分がたまりやすく湿疹になりやすいので、特に注意してあげましょう。
皮膚が乾燥していると細菌やウイルスが侵入して感染しやすくなります。赤ちゃんの肌を守るために、保湿をしっかりと行いましょう。入浴後は無香料で刺激の少ない保湿クリームやローションをたっぷり使用してください。おむつかぶれや湿疹ができている場合は、必要に応じて医師から処方された軟膏や湿疹クリームを使用しましょう。
また、香りのきつい石鹸やシャンプー、泡風呂などの入浴剤の使用をやめることも、乾燥肌を防ぐのに効果的です。
赤ちゃんに新しい服を着せるときは、その前に洗濯するようにしましょう。洗剤は大人と同じもので大丈夫です。医者から特別な指示を受けていなければ、敏感肌用の洗剤などに切り替えてる必要はありません。
生後6カ月未満の子どもは直射日光に当たらないよう注意しましょう。
・適切な衣服で肌を覆う
・ベビーカーに日よけをつける
・日陰で過ごさせる(特に午前11時から午後3時まで)
・少なくともSPF15の日焼け止めを塗る
医師の治療を受ける必要がある場合もありますが、軽度の日焼けであれば自宅での治療で対処できます。下記の方法を参考にしてみてください。
・冷たい水を肌にあてる、冷風呂や冷シャワーで体を冷やす
・保冷剤や冷しタオルを患部に当てる
・脱水を防ぐために水分をたくさん取る
・保湿剤をたっぷり塗る
・皮膚の患部を覆い、日光を避ける
大人よりも肌が敏感だからこそ、トラブルも起きがちな赤ちゃんの肌。それを防ぐためには日ごろから赤ちゃんの肌を清潔に保ち丁寧な保湿を行なうことが大切です。また、オムツかぶれや湿疹などは避けるのが難しいもの。汗や排泄物は優しく拭き取り、保湿剤を塗りましょう。症状がなかなか改善しない場合には、遠慮せずに医師に相談してくださいね。
正しいケアで、思わず触りたくなるようなキレイな素肌を守ってあげましょう。