3人に1人が何かの中毒?こんな症状あったら要注意

2017/3/17

三上 貴浩 先生

記事監修医師

東京大学医学部卒 医学博士

三上 貴浩 先生

ある調査では、私たちの3人に1人が何らかに対して中毒になっているそうです。薬物、アルコール、ギャンブル、ニコチンなどはよく耳にする中毒で注意もしやすいですが、そうした物質だけでなく、行動やもの、何に関しても中毒になる可能性があります。

一度嵌ったらなかなか抜け出せないのが中毒です。思いもしないものに中毒にならないために注意が必要です。

この記事では、中毒とはどんなものかを解説していきます。

中毒の症状とは

中毒というのは、「あることをする」「薬を服用する」「何かを使う」に対して、自制が効かなくなって、それが自分に害を及ぼすまで続いてしまう行動です。

中毒の症状とはどんなもの?

何かの中毒になるということはつまり、「病気になる」ということです。
それがなければ、いてもたってもいられない不快な状態になるので、自分が切望しているものをやり続けるほうが楽なため、悪循環が続いてしまいます。
そして、さらに高い欲望を満たしたときに生まれる「ハイ」な状態を欲し続けていくと、中毒はコントロールが効かなくなってしまうことがあります。

なぜ中毒が起こるのか?

中毒がおこるには多くの原因があります。薬物、アルコール、ニコチンの場合、これらの物質は身体的にも精神的にも影響します。その感覚は快楽的なものであることが多く、この物質をもう一度使いたいという強い衝動を生んでしまうことがあります。
ギャンブルは、勝った後に味わう興奮や高揚感があり、その後もう一度挑戦してまたあの感覚を得たいという強い衝動を生みます。これは習慣になり、止めるのがとても大変になってしまいます。

中毒は何に影響する?

中毒に対処することへのストレスは、仕事や交友関係に深刻な影響をもたらします。乱用(薬物やアルコールなど)の場合、中毒は重大な心理的、身体的影響を与えることがあります。
中毒は遺伝子に関するものであるという説もありますが、中毒者と一緒に生活するという環境的要因も、リスクを増やすものであると考えられています。
中毒は現実の難しい問題から、目を逸らすための手段となって起こることが多いです。無職や貧困状態にある人は、ストレスや感情的、職業的プレッシャーとともに、中毒を引き起こすおそれがあります。

どんな中毒がある?

一般的なのは、ギャンブル、薬物、アルコール、ニコチンなどと結び付けられる中毒ですが、何に対しても中毒になる可能性はあります。例えば次のようなものです。

ワーカホリック(仕事中毒):仕事に取り憑かれ、極度の疲労に苦しむまで働いてしまう人のことです。対人関係や家族関係、社会的生活がうまくいっていない人で、休暇をまったく取らなかったりすると、仕事中毒になるかもしれません。

インターネット中毒:コンピューターとスマートフォンの使用拡大とともに、インターネット中毒者も増えてきています。毎日何時間もネットサーフィンやゲームに費やし、自分の生活をおろそかにしてしまうことがあります。

シンナー中毒:接着剤、エアゾール、石油、ライター用オイルなどの中身を吸い込み、それが中毒の感覚を生んだときに起こります。

買い物中毒:必要でないものを買ったり、他人からの評判を気にしてものを買うときに中毒になることがあります。買い物中毒になった後はすぐに、罪の意識や恥ずかしさ、失望感が生まれます。

中毒は治らない?

中毒は治療できます。どんな中毒でも、解決する方法があります。医師の診察を受けアドバイスをもらったり、中毒症状がある人を支援っする機関に相談することも方法です。

おわりに:ストレスを管理しましょう

中毒は一度なってしまうと抜け出すこと難しい、とても恐ろしい病気です。でも、どんな人でも何かのきっかけでなってしまうことあります。中毒にならないためには、日頃からストレスと上手につき合っていくことが大切です。

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