株式会社SPLENDID 三上貴浩
2018/5/1
医師を目指したきっかけはなんですか?
幼い頃から細胞老化の基礎研究をしたいと考えていました。細胞老化のメカニズムを解明することで、高齢社会の医学・医療に少しでも貢献したいと考えたのが、医師を目指したきっかけです。
大学では、何を学んできましたか?
実際に実験器具などを用いて行う研究をウェット研究と言い、一方でパソコン上での解析を主とする研究をドライ研究と言います。大学時代、大学院時代はウェット研究に従事してきましたが、一つの実験を行うのにも何ヶ月という時間がかかりその難しさを学びました。
現在は何を専門に治療されていますか?
現在は研究医として、ドライ研究を行っております。具体的には疫学研究とDNAエピジェネティクス解析です。DNAのゲノム情報は基本的に変化しませんが、エピゲノム情報は様々な環境因子によって変化します。
医師として、一般の方に伝えたいことを一言お願いします
医学には大きく分けて臨床医学と基礎医学とがあります。いずれも重要で、例えば臨床医学で得られた知見により、基礎医学の分野で新たなブレークスルーがあるかもしれませんし、その逆もしかりです。一般の方々が直接病院で会うのは臨床をしている時の医師ですが、臨床医学だけでなく基礎医学もこれからの医療を変える大きな力を持っていることを頭の片隅に留めていただければと思います。