子供の予防接種は必要?ワクチンの重要性と安全性について

2017/6/24

前田 裕斗 先生

記事監修医師

国立成育医療研究センター フェロー

前田 裕斗 先生

予防接種については、関連した深刻な合併症のことばかりが目につくため、子供の予防接種について心配をしている親は少なくないでしょう。良いニュースというのは、一般的にメディアに扱われません。このため、予防接種の利点についてあまり聞いたことがないかもしれませんが、ワクチンこそ現代医学の最も成功した治療・予防法の一つです。今回は子供の予防接種の安全性についてまとめました。

予防接種の安全性と有効性

以下に予防接種の安全性と有効性をご紹介します。

安全性

予防接種は、予防しようとしている病気に比べて遥かに安全なものです。予防接種ワクチンのお陰で、かつて多くの命を脅かしていた乳幼児の伝染病の多くが国内でほぼ撲滅されているのです。一方、ワクチンが自閉症と関連性があると聞いたことがある方もいるかもしれません。この話は多くの研究により、誤りとされています。疑う必要もなく、ワクチンは医療科学において最も驚くべき成功を遂げたものです。本来はもっとその利点が取り上げられてもよいものです。

有効性

予防接種をしたからといって、病気のリスクから完全に開放されるわけではありません。その一方で予防接種による、重大な合併症の発生という稀なリスクの方が大きく取り上げられています。予防接種により、注射針を刺した場所に痛みや赤みが出たり、気分が悪くなったり、微熱が出る等、何かの反応がでることはありますが、このような反応のほとんどは軽く、長くは続きません。深刻な反応がでることは、非常に稀なのです。

子供をどう守ればよいのか

親として優先することは、子供を危害から守ることでしょう。予防接種に関して言えば、子供を守る最良の方法は、信頼できる情報元から、ワクチンに関する情報を学ぶことです。最も信頼できるのは医師でしょう。子供が予防接種を打つ前に、情報収集をしておけば、予防接種に関する不安は緩和されるでしょう。特定のワクチン接種から生じる潜在的なリスクや副作用について小児科医に話を聞いておきましょう。接種するワクチンに関する情報が書かれた説明書きがあれば医師からもらって読んでください。正しい情報を持てば、ワクチン接種のスケジュールを自信を持って立てることができるでしょう。

今日の子供の予防接種の重要性

なぜ自分の子供に予防接種をし続ける必要があるのでしょうか?
ワクチンが子供たちを守り続けるために、子供たちはワクチンを接種し続けなければなりません。これはどこに行こうが同じです。注射を受けている子供の姿を見たいという親はいないはずですが、子供のワクチン接種が、子供自身、子供の友達、住んでいるコミュニティーの大人たちの健康を保つためには最良の方法の一つなのです。親が思っているよりも簡単なことです。子供が必要なワクチンを接種するためのシンプルな方法を以下にまとめました。

小児科医と話す

小児科医師ほど、ワクチンの重要性を理解している人は他にはいません。子供が受けなければならない予防接種とその時期を尋ね、自分の子供が予防接種の接種スケジュールから遅れていないか確認しましょう。

予防接種時にご褒美を

子供が予防接種できるように、お気に入りのおもちゃなど、何か子供が気をそらすことができるものを持っていきましょう。予防接種後は何かご褒美をあげるようにしましょう。

スケジュールを守る

スケジュール通りに受け続けましょう。医師のところで、スケジュール通りの定期健診を受けるようにすれば、予防接種もスケジュール通りに受けることができるでしょう。

おわりに:子供に予防接種を

予防接種が原因の合併症は、ごく稀だということがわかっていただけたかと思います。
子供に予防接種を受けさせることで、さまざまな病気の発症を抑えることができ、子供から大人へ、またコミュニティーに病気を拡散させないためにも予防接種が必要なのです。

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