いびきを予防する方法ーいびきに潜む大きな健康リスク

2017/6/27

山本 康博 先生

記事監修医師

東京大学医学部卒 呼吸器内科医

山本 康博 先生

他人に迷惑をかけていても、自分ではなかなか気づけないのがいびき。パートナーに「うるさくて眠れない」と指摘されたことはありませんか?
もしくは、昼間眠くて仕事にならないなんてことはありませんか? ひょっとすると睡眠時無呼吸症候群など、体に異変をきたしているかもしれません。
ここでは、いびきを「予防するための方法」にフォーカスしてみました。

いびきの予防方法いろいろ

いびきはあなた自身の生活習慣に関連して起こるものです。少しの努力で予防することが可能ですので、いくつかご紹介しましょう。

いびきの予防方法①:健康な体重と食事を維持する

今の体重からわずか数キロ増えるだけで、いびきの原因となることがあります。首の周りの脂肪組織が気道を圧迫し、空気が自由に出入りするのを防いでしまうからです。健康な体重と食事を維持しましょう。

また、減量することは睡眠の質を向上させることができます。あるオーストラリアで行われた研究では、睡眠障害だった300人以上の肥満の人が減量手術をした後、よく眠ることができるようになったそうです。
さらに、いびきをかく癖のある人が82パーセントから14パーセントに減少しました。

いびきの予防方法②:横向きで寝てみましょう

仰向けではなく、横向きで寝てみましょう。背中を下にして寝ている間、舌、顎とあごの下の余分な脂肪組織が気道を押しつぶす可能性があります。横向きで眠れば、これを防ぐことができます。

いびきの予防方法③:飲酒をコントロールする

寝る前にはアルコールを避けてください。アルコールは、睡眠中に筋肉を通常よりもリラックスさせます。息をする度に喉の裏側がつぶれるような形になり、いびきの原因となってしまいます。

いびきの予防方法④:喫煙をコントロールする

禁煙するか、喫煙量を減らしましょう。たばこの煙は、鼻や喉の内面を刺激し、腫れやカタルを引き起こします。これは空気の流れが減少し、いびきを起こす可能性が高いことを意味します。

いびきの予防方法⑤:鼻から息をする

口からでなく鼻から息を吸いましょう。アレルギーが鼻を閉塞している場合は、抗ヒスタミン錠、または鼻スプレーを試みてください。アレルギーや鼻炎や呼吸に影響する、副鼻腔炎などの病気の影響を受けている場合は、薬剤師に相談したり、かかりつけ医に相談してみてください。

いびきの予防方法⑥いびき防止グッズを使う

薬局などに行けば、いびき治療やいびき止めのグッズがいろいろ販売されています。これらには、鼻孔を広げる鼻用ストリップ、喉のスプレー、および空気を改善するために顎を再配置する下顎前進装置(MAD)として知られるものがあります。

おわりに:昼間の行動に影響し、命に関わることも

軽く考えがちないびきの習慣ですが、睡眠時無呼吸症候群の症状である可能性があるなど、重大な健康上のリスクを抱えています。
これにより血中の酸素の低下に繋がり、夜中に何度も目覚め、昼間に集中できなかったり、深い睡魔があなたを襲ったりすることになるのです。
仕事への悪影響だけならまだしも、車を運転している場合は命にも関わります。
いびきなどで睡眠の問題を抱えているときは、早めに医師に相談しましょう。

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