ストレスケアで腰痛に打ち勝つ!ストレスを含めた腰痛のリスク要因とは

2017/7/11

山本 康博 先生

記事監修医師

東京大学医学部卒 呼吸器内科医

山本 康博 先生

腰が重い、背中が張って、こわばっている……。腰痛や背中の痛み(背部痛)の症状は、ひどい場合は生活に支障をきたします。
腰痛は、立ちっぱなしだったり座りっぱなしだったりという物理的な原因だけでなく、仕事や家庭でのストレスも、腰痛の原因になっているといわれています。
この記事では、ストレスと腰痛の関係と腰痛のリスク要因について紹介します。

腰痛対策はストレスをうまく処理すること

ストレスが腰痛の原因と考えられる場合には、ストレスを和らげてあげる必要があります。日常生活の中でストレスを解消したり職場のストレスを減らす工夫も必要ですが、「ストレスに負けない」方法を見つけることもストレスケアでは重要になってきます。

腰痛対策になるストレス解消の方法は?

心理的ストレスの解消には、心地よく取り組めるリラクゼーションが役に立ちます。定期的に外に出て、音楽を聴いたり、レクリエーション活動をしてはいかがでしょうか。

専門家に相談

重度のストレスの場合、専門的な指導が必要になる可能性もあります。

痛み管理の専門家や精神保健分野の専門家、臨床心理士や精神科医といった人が力になってくれるでしょう。

定期的な運動

定期的な運動は筋肉を強くしてくれるだけでなく、健康を維持するうえでとても重要であり、ストレス解消効果が期待できます。

職場のストレスを軽くするために

時間のプレッシャー、長期間集中し続ける必要がある、対人関係の葛藤などは心理社会的ストレスを引き起こす要因になります。これらのことに注意してもらうように雇用主にお願いし、職場のストレスを軽くしてもらうようにしましょう。

この記事を読んでいる人が雇用主の立場なら、職場のどの部分にストレスの要因があるかを見つけるように心がけてください。それを減らすことができると、従業員のモチベーションが高まるだけでなく、従業員の腰痛のリスクを軽減することが期待できます。

ストレスとは別に腰痛のリスクを増加させるもの

ストレス以外にも、腰痛になる可能性を高めるリスク要因がありましので、下記で紹介しましょう。

身体的なリスク要因

身体的なリスク、あるいは遺伝的なリスク要因となるものを下記に挙げておきます。
・中高年以上である
・男性である
・腰痛の家族歴がある
・以前背中や骨盤を負傷したことがある
・妊娠(女性の背中は、赤ちゃんの重みで付加がかかる)
・背骨を圧迫骨折したことがある
・以前に手術を受けたことがある
・生まれてから背骨に問題がある

次に、ライフスタイルの変化に伴って変わるリスク要因を挙げます。
・定期的な運動をしていない
・長時間座っている
・重いものを持ち上げる
・姿勢の曲がりやねじれ、同じ動作の繰り返し、一定の振動(特定の重機を運転など)を体に受ける環境にある仕事やその他の活動
・喫煙(禁煙者は喫煙していない人より、腰痛が少ない傾向があります)
・過体重である
・姿勢が悪い
※「よい姿勢」とは、耳、肩、腰が一直線上にある状態をいいます。この姿勢で痛みがある場合は、椎間板か骨などに問題が起こっている可能性があります。
・ストレスにさらされている

おわりに:腰痛を緩和するためにもストレスへうまく対応しましょう

意外なことにストレスは腰痛の原因となりえます。現代社会ではストレスをゼロにすることは難しいかもしれませんが、うまくストレスを受け流したり、ストレスに対する処理を上手にする方法を学ぶことが腰痛解消の近道になるでしょう。

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