記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2017/7/24
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
前向きに日々を過ごそうと心がけていても、長い時間を過ごす職場でイライラするようなことや精神的に疲れることが多いと、ストレスは溜まる一方でしょう。この記事では職場でストレスが生まれる原因とその対処法についてご紹介します。
職場での主なストレス要因として、一方的なコントロール、コミュニケーション不足、感謝の気持ちの欠如、曖昧な仕事内容、給与が仕事内容に見合わないことなどがあります。それぞれの要因について詳しく見ていきましょう。
上司が何の相談もなしに部下への決定を下すような職場であれば注意が必要です。不本意な決定や指令を下されることは大きなストレスとなります。
会議は必要なものですが、やり方次第で効率的に済ませることができます。終了時間が決まっていないものや、目的がはっきりしない会議はフラストレーションを感じさせる原因になるだけです。
このことがストレスになる理由は、自分が過小評価されていると感じるためです。不満輩出やモチベーションの低下が起こり、オフィスや仕事をする上での雰囲気にまで影響を与えてしまいがちです。
実際に仕事をしない人から仕事の期限を決定されることや、不可能な結果を出すよう責任を負わせることも、仕事でストレスを感じる原因のひとつです。
過剰なまでの咳払い、大きな声での個人的な話、うわさ話、ガムを嚙む音、笑い声、鼻をすする音など、特にオープンな職場では他人の習慣を目にすることで苛立ちを覚えることもあるでしょう。
ストレスに対処するには原因から遠ざかることが一番ですが、避けられない場合も多いでしょう。ここでは、そのような避けられないストレスに対応する方法をご紹介します。
ストレスを感じたときは、そのできごとをノートに書き出して見てみましょう。客観的に見つめることで、原因や自分の思考パターンを把握することができ、仕事のストレスを取り除きやすくなります。
また、ユーモアのセンスを持つこともポイントです。
ストレスを誘発するような物事や状況にも何かしら面白い面があるものです。そんな面白い側面を見つけるようにしてみてください。それに加えて、できるだけ笑顔で過ごしましょう。笑顔の状態で落ち込むことは難しいため、物事をポジティブに捉えやすくしてくれるかもしれません。
自分や他の人が期待していることを素直に伝えてみることも有効です。また、職場の多くの人が運営方法に対するストレスを感じている場合は、何人かで上司と交渉してもいいでしょう。
小休止、ストレッチ、深呼吸など・・・仕事の合間にちょっとした休憩をとるようにしましょう。また、休日や週末に自然に触れる機会を積極的に持つこともおすすめです。
長期的なストレスは自律神経の乱れにつながり、体や心の不調を招く可能性があります。原因を完全に取り除くことは難しいかもしれませんが、少しずつでもかまわないので要因となることや人を避けたり、自分の思考をコントロールしながら、ストレスに対処していくことが大切です。