子供のための健康的なお弁当 ~ 好き嫌いを改善させよう ~
2017/7/31
学校で子供のお弁当が必要になった場合、どんなお弁当が子供の健康のために良いのでしょうか? 今回は健康的なお弁当を作るヒントと子供の好き嫌いの改善方法をご紹介します。
子供に健康的なお弁当を
学校で子供にお弁当を持たせる場合、以下のヒントを参考に、体によいお弁当を用意してあげましょう。
健康的で体に良いお弁当とは
体によいお弁当にするために、以下のものを詰めましょう。
・デンプン質の炭水化物(パン、ジャガイモ、米、パスタ)が中心
・新鮮な果物や野菜・サラダが入っている
・卵、魚、肉、チーズ(または乳製品代替物)などのタンパク質を含むもの
・低脂肪かつ低糖度のヨーグルト(または乳製品代替品)、小さなケーキ、フルーツパン、穀物やとうもろこしでできたケーキ、自家製のプレーンポップコーン、無糖ゼリー
体によいおやつ
子供は手掴みで食べられるものが好きな場合が多いので、ニンジンやピーマンといった生野菜を刻んで、カッテージチーズと一緒に食べさせましょう。子供が食べやすいようにカットしたリンゴや温州みかん、イチゴ、ブルーベリー、半分に切ったブドウやスライスメロンなどもおすすめです。レモンを絞れば、カットしたフルーツが茶色く変色するのを防げます。また、ドライフルーツは、砂糖が多く、歯に悪いこともあるため、おやつとしてはお勧めできませんが、食事の一部として食べることは問題ないといわれています。
子供の好き嫌い
食事をあまり摂らずに、スナック菓子やお菓子など不健康なものばかりを食べたがる子供は珍しくありません。 また、いつも決まった同じ食べ物だけしか食べようとせず、その他のものを食べたがらない子供もいるでしょう。このように好き嫌いが激しい子供の偏食を改善させるのは、非常に骨が折れます。
好き嫌いは、就学年齢前の幼児では普通のことですが、自閉症のような発達障害をもつ子供は、好き嫌いによる偏食がずっと長い間続き、生涯に及ぶことさえあります。 また、両親の食事習慣が子供に影響を与えることも少なくありません。保護者として健康的な食事を子供に提供することを心がけましょう。また、食事の時間ができる限り同じ時間で摂るようにして、子供と一緒に食べるようにしましょう。
子供の好き嫌いを改善するには
子供の好き嫌いしかりつけてばかりいると、子供は強い怒りと欲求不満を感じてしまい、問題を悪化させてしまう可能性があります。辛抱強く、気長に取り組んでいくことが大切です。以下の改善策を参考にしてみてください。
・大きな皿に少量だけ盛り付けたり、他のものと混ぜてわからなくする
・決められた食事とおやつの時間以外に勝手に食べさせないようにする
・ジュースは糖分が高いため、果物代わりに飲ませない
・強制的に食べさせない
・毎食、子供のリクエストに応えない
・スーパーに陳列されているいろいろな食品を見せ、どのように調理するか話す
・特定の食べ物を、禁止するのではなく制限する
・報酬や罰としてデザートを利用するのではなく、あくまでも食事の一部として出す
・嫌いなものが出ても声を立てて騒がないように食事の際のマナーを教える
おわりに:お弁当で子供の健康づくり
子供の健康は毎日の食事に気をつけることが大切です。たかがお弁当だと手を抜きすぎないよう、健康的なメニューにすることを心がけましょう。