記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2017/8/31
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
アスタキサンチンは、カロテノイドの中で最も分解しにくく、目の健康を促進したり炎症を抑えたりするために役立ちます。人間に関する証拠は限定されていますが、より研究がなされているルテインやゼアキサンチンよりも優れたカロテノイドとされています。
アスタキサンチンはピンクがかった赤色の色素で、様々な海産物(鮭やオキアミなど)や、フラミンゴ、ウズラの羽に見られます。構造上はβカロテンに似ていますが化学的には作用が異なります。
アスタキサンチンによって、心臓病に有益な多くの血液パラメーターを改善することができると考えられています。毎日6~8mg服用することによって、LDLコレステロールの酸化が減り、動脈が詰まるのを防ぐことができます。アスタキサンチンによって、体全体の血流が増え、糖尿病患者の血糖値が下がったり、高血圧のネズミの血圧が自然に下がったりします(人間に関してはまだ研究がなされていません)。このくらいの量では、健康的な人には特に目立った副作用はないとされます。さらに、アスタキサンチンには強力な抗炎症性があり、ビタミンAよりも抗酸化能力があります。
アシュワガンダ、アストラガルス
・アスタキサンチンは脂溶性なので、食べ物と一緒に摂取することをお勧めします
アスタキサンチンは毎日6~8mgの量を服用することが推奨されています。濃縮されたサーモンオイルサプリメントやクリルオイルサプリメントには、この量を満たすのに十分な量のアスタキサンチンが含まれているかもしれません。最大で20~50mg摂取することができますが、正確な毒性と上限は明らかになっていません。
上記のような推奨摂取量はあるものの、アスタキサンチンの理想的な摂取量は現在では分かっていません。カロテノイドであるために、ビタミンA(脂溶性のビタミン)の代謝と関係があるため、食事と一緒にアスタキサンチンを摂取するには注意が必要です。