クロロゲン酸

2017/9/25

山本 康博 先生

記事監修医師

東京大学医学部卒 呼吸器内科医

山本 康博 先生

クロロゲン酸は主にコーヒーに含まれているものであり、多くの植物性化合物の中にも見られます。クロロゲン酸には、バイオフラボノイドと同じように多くの健康的側面や認知的側面が期待できます。カフェインと似たような効果がありますが、カフェインほど強くはありません。また、食物炭水化物の吸収を減らす可能性があります。

概要


クロロゲン酸はコーヒーやコーヒー豆に含まれている化学物質です。血糖値を下げ、抗糖尿病効果をもたらす可能性があると謳われています。また、減量や抗肥満効果と関係があると言われていますが、この効果に関しては他に影響している因子が多くあるとされており、必ずしもクロロゲン酸の効果であるとは限りません。

基礎知識

混同注意

塩素、コロソリン酸

注意事項

・クロロゲン酸はコーヒーやエスプレッソに含まれていますが、その量はばらつきが多くあてにならないと考えられています。
・クロロゲン酸には脳に対する刺激性の作用がありますが、カフェインの3分の1ほどでそれほど強力ではありません。
・クロロゲン酸は、かつてはチアミン(ビタミンB1)欠乏症を誘発する可能性のある化合物と考えられていましたが、これは誤りであったということが明らかになっています。

摂取方法


クロロゲン酸のサプリメントは、経口のサプリメントで120~300mgの範囲内で摂取することによって効果が現れると考えられていますが、それ以上摂取しても効果が見られる可能性があります(十分な研究はなされていません)。主に血圧や血液循環の改善効果があると考えられています。

この効果を得るためには、必ずしもサプリメントの形態で摂取しなくても、クロロゲン酸が豊富な植物を多く摂取することで達成できるとされています。特に、グリーンコーヒーにはクロロゲン酸が多く含まれています(ただし日本では入手しづらいかもしれません)。

日本人はクロロゲン酸を豊富に含むコーヒーの摂取量が多いので、コーヒーに含まれているクロロゲン酸だけでもある程度の効果が得られると考えられます。コーヒーをたくさん飲んでいればサプリメントは必要ありませんが、飲み過ぎには注意しましょう。

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