記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2017/9/20
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
乳タンパク質はカゼインタンパク質と乳性タンパク質のブレンドで、一般的に80/20の割合です。このタンパク質についてとりわけ特別なことはありませんが、乳清タンパク質とカゼインタンパク質のどちらでも良い場合は、加工に費用がかかっていない分、乳タンパク質のほうがより安く手に入れられます。
ミルクプロテインは牛乳由来のタンパク質であり、比較的未加工なタイプです。牛乳由来のプロテインには有名なホエイプロテインとカゼインプロテインがありますが、ミルクプロテインはこの両者を20/80の割合でブレンドしたものです(種類や加工によって僅かな差はあります)。
サプリメントとしてパウダーの形で販売されています。
ミルクプロテインのメリットとしては、未加工な分ホエイプロテインやカゼインプロテインに比べて比較的価格が安いことが挙げられます。成分としては特に目立ったメリットはありません。
お財布に余裕がなくて、ホエイプロテインとカゼインプロテインの両方を利用したい人にとってはミルクプロテインはおすすめです。ただし、運動直後など吸収の速さを狙ってホエイプロテインを使いたいというような場合はミルクプロテインは代わりに使うには向いていないかもしれません。カゼインプロテインが混ざっている分吸収がゆっくりになっているからです。
少量の塩と共に摂取することで、乳清とカゼインの記事で述べられているような効果も得られます。コップ1杯の牛乳は7-9gのタンパク質が、そして、タンパク質のサプリメント大さじ1杯分には20-24gのタンパク質が含まれています。
ホエイプロテインとカゼインプロテイン