記事監修医師
東京都内大学病院眼科勤務医
渡辺 先生
2017/11/9 記事改定日: 2019/5/7
記事改定回数:1回
記事監修医師
東京都内大学病院眼科勤務医
渡辺 先生
今回の記事では、目が疲れたときに現れる症状や眼精疲労と目の疲れがどのように違うのかについて解説していきます。
スマートフォンやPCを日常的に使う現代では、目の疲れも眼精疲労も誰にでも起こりうるものです。対処法も紹介していくので、セルフケアにも役立ててください。
人は普段ものを見るとき、目の水晶体(カメラに例えるとレンズの機能を担っています)の厚みを自然に調節することでピントを合わせています。
長時間のパソコン業務などで近くのものを見続けた場合、ピント調節をする目の筋肉に過度の負荷がかかり、目の奥に痛みを感じることがあります。
また、パソコンの画面など何かを見続ける状態が続くと、まばたきの回数が減って目が乾いたり、目がかすんだりすることがあります。
このような状態が「目が疲れている」ということです。
では、目の疲れと眼精疲労はどう違うのでしょうか?
まず、目の疲れの場合は先述のとおり、目のかすみや乾き、痛みなどの症状が現れますが、こういった症状は休憩をとったり、一晩寝たりすることで解消されます。
つまり、症状が一時的ですぐに回復するのが一般的な目の疲れの特徴です。
眼精疲労は、目の疲れが溜まり続けた結果起こるものと考えられており、目の痛みだけでなく、肩こりや頭痛、吐き気といった全身症状が現れるという特徴があります。
また、これらの症状は睡眠などで一時的に回復しても、その後再発を繰り返す傾向にあります。目の疲れが眼精疲労にまで発展した結果、視力低下やドライアイを招いてしまうケースも少なくありません。
目の疲れや眼精疲労に悩んだときは以下のような対処法がおススメです。
デスクワークの方々にとっては切っても切り離せない、目の疲れや眼精疲労。辛い肩こりや頭痛を引き起こすこともあるので、定期的に目をリラックスさせたり、マッサージを行ったりして、疲れを溜めすぎないよう工夫していきましょう。