坐骨神経痛の症状の特徴って?病院へ行った方がいいのはどんなとき?

2017/12/8 記事改定日: 2019/4/25
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山本 康博 先生

記事監修医師

東京大学医学部卒 呼吸器内科医

山本 康博 先生

足にかけての痛みや痺れが特徴の「坐骨神経痛」。「坐骨神経痛の症状を緩和するにはストレッチがいい」といいますが、果たしてそれは本当なのでしょうか?ケア方法や、病院に行くべきときの判断基準などをお伝えしていきます。

坐骨神経痛の症状とは?どこが痛くなるの?

坐骨神経痛では、基本的にお尻から下の下半身に痛みや痺れが発生します。そもそも坐骨神経痛の「坐骨」とは、ちょうど座った時に接するお尻の両側にある骨のことです。自分でお尻を触ってみると分かるのですが、太ももの付け根辺りの骨のことを言います。坐骨には、骨盤部分から足の先まで重要な太い神経が走っていて、この神経が刺激されると痛みや痺れなどの症状が出てくるようになります。

痛みを感じる部分として多いのが、腰やお尻、太ももの裏や足先にかけてです。また前にかがんだり、後ろに上体をそらしたりしたときに痛みが起こる場合が多いです。なお、痛みや痺れがひどくなってくると、足に力が入りづらくなってしまったり、座った状態がつらくなったり、歩くこと自体が困難になってしまう可能性もあります。

坐骨神経痛の症状は自分でケアできる?

坐骨神経痛の痛みや痺れは、ストレッチによって腰やお尻、太ももの裏などを伸ばしたり上げたりすると緩和しやすいといわれています。

まず簡単なストレッチとして、椅子に座って片足を抱え込むようにし、お尻の裏から腿の裏を伸ばしましょう。痛みで足が持ち上がらない場合は、足首を逆の足の太ももにのせるだけでも構いません。足首を太ももにのせてゆっくりと息を吐きだしながら上半身を倒していくと、ストレッチ効果が高くなります。

また、床に寝転がって膝を抱え込むようにするのも有効です。朝起きた時に膝を抱え込んで筋肉を伸ばして起きるようにすると、痛みの予防にもなります。無理のない範囲で筋肉を伸ばしてあげることが、坐骨神経痛の効果的なケア方法になります。

病院に行ったほうがいいのは、どんな症状のとき?

坐骨神経痛は原因となる病気が悪化すると日常生活に大きな支障を来たすこともあります。以下のような症状が見られる場合には、放置せずになるべく早めに病院で治療を受けるようにしましょう。

  • 強い痺れと痛みがあり、歩くこともままならない
  • 痛みのある方の筋力が落ちている
  • 皮膚の感覚が弱くなっている
  • 思わぬ尿漏れや便漏れがある
  • 脚を上げることができない

おわりに:痛みが続くようなら早めに病院へ

坐骨神経痛は放置しておくと、歩くのがつらくなってしまったりと日常生活に支障が出てきてしまう可能性があります。まずは病院を受診し、適切なケア方法を専門医から指導してもらうことが大切です。

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