妊活を始めたい方必見! 妊娠のための体づくり方法

2018/2/8

前田 裕斗 先生

記事監修医師

国立成育医療研究センター フェロー

前田 裕斗 先生

妊活では、妊娠しやすい体作りが大切になってきます。また、妊娠しやすい環境作りも大きく関わってくるでしょう。この記事では、妊婦の体つくりとセックスのタイミングなどの面から、効果的とされる妊活を紹介していきます。

妊娠できる確率を知っていますか?

子供を望まないセックスでは、コンドームの使用で高い確率で避妊ができるといわれています。しかし、妊娠というのは決して当たり前に起きるものではありません。
妊娠を望んで避妊しないでセックスしたとしても必ず妊娠するわけではなく、女性の排卵日にセックスをすると妊娠しやすいとされますが100%に近い成功率になるわけではないのです。

健康的な若い男女で、排卵日前後にセックスをすれば、約8割の確率で卵子は受精します。しかし、受精した卵子が子宮に着床しなければ妊娠することはないです。着床して妊娠に至るところまで含めると、20~30%の成功率にとどまるといわれています。この妊娠率は年齢が進むとともに下がり、40代後半では1%以下になると考えられています。

妊娠しやすい体をつくるために取り組めること

妊娠する確立を高めるためには、妊娠しやすい体や環境を作ることが大切です。
以下のことに取り組んでみましょう。

食生活を改善する

男女とも妊娠のために、魚や肉などのたんぱく質と、野菜を積極的に採るバランスの良い食事を心がけましょう。また、妊婦は妊娠前から「葉酸」を摂取することをおすすめします。また、サプリンメントで銅や亜鉛、ビタミンDなどを取ることも卵子の質を維持することに役立ちます。ビタミンEも積極的に取ることで内膜を厚くすると言われています。

冷えをとる

女性は、卵巣や子宮の血流が増えて活発になると、卵巣の働きが活性化する、子宮内膜が分厚くなるなどして妊娠しやすくなることがわかっています。そこで、毎日ぬるめのお湯にゆっくり浸かる半身浴を心がけましょう。また、マッサージや整体、鍼灸院、岩盤浴などで「冷え」をとることもできます。
また、軽い筋トレやストレッチ、ウォーキングなどの運動習慣によって、冷えを改善させることもできます。

禁酒・禁煙

妊婦の喫煙によって、胎盤を通じて胎児の体内にもニコチンが回ってしまう場合があります。非喫煙者の妊娠よりも、流産率は2倍以上になるといわれていますし、先天性の心疾患や、手足の指などの身体一部欠損などの状態で生まれてくるリスクも上がります。
また、妊婦の飲酒もやはり流産のリスクを高めます。たとえ無事に産まれても胎児性アルコール症候群を引き起こし、記憶障害、うつ病、外見的奇形などの影響をもたらす可能性もあります。

セックスのタイミング

赤ちゃんは「授かり物」ではありますが、できるだけの妊娠しやすい環境でセックスするようにしましょう。最も妊娠しやすいといわれているのは、上記でも説明したように、排卵日とその前日の2日間です。基礎体温を欠かさず記録し、「排卵日予測検査薬」を使えば、かなり正確に排卵日を予測できます。

おわりに:妊娠のためにはパートナーの協力は不可欠。2人で環境を整えよう!

しばしば勘違いされがちですが、避妊をやめれば妊娠するとは限りません。妊娠しやすい体つくりと妊娠しやすい環境作りに努めることが大切です。そして妊活は、女性だけの努力では実現できず、男性パートナーの理解と協力が欠かせません。男性はパートナーの女性と話し合いながら、妊娠しやすい環境作りをしてあげてください。

厚生労働省 の情報をもとに編集して作成 】

ママニック

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