薬剤の他に緊張型頭痛を緩和させる方法はある?

2018/2/5

山本 康博 先生

記事監修医師

東京大学医学部卒 呼吸器内科医

山本 康博 先生

緊張性頭痛とは、首や肩、頭の筋肉などの緊張が原因で起こる慢性頭痛です。近年は若い人の発症者も増えてきているといわれていますが、痛みを緩和する方法はあるのでしょうか。この記事では、緊張型頭痛の改善方法について解説しています。

緊張型頭痛が起こるのは何故?

緊張型頭痛とは慢性頭痛の中でも最も多い頭痛であり、全体の7~8割を占めるといわれています。中高年に比較的多く見られる頭痛とされていましたが、最近はゲームやパソコン、ケータイをいじる頻度の高くなってきたため若い世代も増加傾向にあります。

痛みが夕方に起こったり夕方に強まり、頭を鉢巻きなどで締め付けられているような痛みが特徴で、じわじわと痛みが出現し始めるとだらだらと痛みは続きます。後頭部を中心に側頭部から首筋にかけて痛みやコリが出てきたり、目の疲れやめまいが起こることもあります。

精神的なストレスや不自然な姿勢による筋肉の緊張、疲労などが原因になっているといわれていて、これらによって身体の筋肉が緊張し、血管を圧迫することによって血液の循環が悪くなり発症すると考えられています。

一般的な治療の流れ

病院での治療は、頭痛によって日常生活に支障が出るという人を対象に行われます。一般的には薬物治療がメインとなり、消炎鎮痛剤などを使用して痛みを抑えるのが治療の中心となります。
他にも抗うつ薬、抗不安薬、抗不安定薬も治療に使用されます。薬のの大半が飲み薬ですが、注射薬が使用されることもあります。

特に市販薬を多量に服用している人の場合は、専門的な医療機関で治療を行い適切な薬物を処方してもらうことが重要です。
他にも、理学療法によって痛みの原因となっているコリの改善や血流の改善したり、ストレスに対する治療が用いられることがあります。

病院で行う治療の他に緊張型頭痛を緩和させる方法はないの?

自分でできる緊張型頭痛の緩和方法をご紹介します。

緊張型頭痛の症状緩和は、コリをほぐすこと効果的です。入浴や蒸しタオルで首や肩を温めたり、肩や首を回すなどのストレッチをすることでコリをほぐすことができます。鍼灸院やマッサージ院の治療で頭痛が緩和をできることもあります。
また、緊張型頭痛は精神的なストレスが関係している場合もあります。頭痛が始まったらすぐに作業を中止して、ストレスの解消を図りましょう。

おわりに:何度も繰り返したり、いつまでも良くならない頭痛は医師に相談しよう

頭痛にはさまざまな種類がありますが、緊張型頭痛は肩こりや目の疲れと言った諸症状のみならず、日常生活におけるストレスでも発症する可能性があります。
いつもの頭痛だからとセルフメディケーションのみで経過をみるのではなく、改善がみられない場合は一度医療機関を受診して適切な治療を受けるようにしましょう。また、頭痛の原因を自分自身が知ることも症状緩和につながります。

厚生労働省 の情報をもとに編集して作成 】

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