記事監修医師
前田 裕斗 先生
2018/6/11
記事監修医師
前田 裕斗 先生
子宮内膜症を治療している間は、パートナーと性行為をしてはいけないのかな・・・と疑問に思ったことはありませんか?この記事では、治療中に性行為をしていいのかどうかや、性行為をするときの注意点をまとめました。
子宮内膜症を治療中だからといって、性行為(セックス)をしてはいけない訳ではありません。また、医師からも禁止されることはないと思います。
ただし、子宮内膜症の症状として性交痛もあるため、痛みを我慢しながら性行為を続けてしまうのは禁物です。というのも、無理に続けてしまうと腟が潤わず、痛みがひどくなってしまう恐れがあるためです。
もし、子宮内膜症による性交痛がみられるときは、パートナーに痛みのことを打ち明けることが大切です。お互いに工夫しながら関係を深めていってください。
子宮内膜症の病変組織はさまざまな場所にできますが、中でも最も多くできる場所が「子宮の裏側の下あたり」です。この部分は性行為中に押される部分にあたるため、ペニスが挿入されたときなどに病変組織が刺激を受けて痛くなるのです。
もし、性行為中に痛みが出るようでしたら、パートナーに子宮内膜症であることを打ち明け、理解してもらうことが大切です。また、体調が思わしくないときは性行為を控えることも大切です。
子宮内膜症を治療している間でも、性行為は可能です。ただ、性交痛があるときは、パートナーに病気のことを伝えて対処してもらうことが大切です。お互いに協力しながら、関係を深めていってください。