記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2017/3/23 記事改定日: 2019/4/23
記事改定回数:1回
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
子供が、「朝はいつもの時間に起きてきたけど、なんとなく顔色が悪い気がする」「とくに病気という感じはしないけど、なんだか元気がないし学校に行きたがらない」といったとき、親として学校へ行かせていいものか悩んでしまいますよね。
今回は、子供がどんな状態のときに学校を休ませた方がいいかについて解説していきます。
子供が病気のときに、学校に行かせるかどうかを決めるには、その症状がどれほど深刻かどうかで判断します。
軽い咳や風邪であれば、ほとんどの場合は学校に行かせても問題ありません。
ただし、軽い症状でも
がある場合は学校を休ませて病院に連れて行きましょう。
また、子供の症状が重くなったり長く続いているときも、医師に相談してから学校を休ませたほうがよいかどうか判断してください。
また、以下のようなときも、医師の判断を仰いだ方がいいでしょう。
子供は自分の症状を上手く言葉に現すことができないことが多々あります。自分で症状を訴えられないがゆえに、病気の発見が遅れることも少なくありません。
また、その反対に何らかの症状を訴えているものの発熱などの目立った症状がなく健康そうに見えること、とくに症状がないのみ学校に行きたがらないといケースもあります。
このような場合には、むやみに訴えを否定せず、行けるようであれば学校へ登校を促し、念のため学校に一報入れておくと安心です。また、子供にもその旨を伝え、いつでも迎えにいける状況を作っておくと良いでしょう。
また、そのような状態が長く続く場合は、適応障害やうつ病などの精神的な病気や、いじめなどの問題がある場合もありますので、子供の悩みをよく聞き、必要であればカウンセラーなどに相談して問題解決を図るようにしましょう。
軽い風邪や頭痛であれば学校に行かせても問題ないことが多いですが、一見軽そうな症状でも他の症状を併発している場合は、深刻な病気が隠れている可能性があります。
また、具合が悪い、学校へ行きたがらないときは、子供が何らかのサインを発している可能性もあります。病院の受診も検討しながら、子供の変化に気づけるようにやさしく接してあげましょう。