子どもの具合が悪そうなとき、学校に行かせる?それとも休ませる?

2017/3/23

山本 康博 先生

記事監修医師

東京大学医学部卒 呼吸器内科医

山本 康博 先生

「うちの子、朝はいつもの時間に起きてきたけど、なんとなく顔色が悪い気がする。本人は学校に行く準備をしてるけど、休ませたほうがいいかしら……」と、親として悩むことはありませんか? 具合が悪そうだからといって、必ず学校を休ませる必要はないものの、「行かせよう」と決めるのも難しいですよね。

学校を休ませるかどうかを決める質問

子どもを学校へ行かせるか、もしくは休ませるかは、常識で判断するのがお勧めです。もしそのような状況になったら、次のような質問を自分に問いかけてみてください。

・子どもがその日の学校活動に取り組めそうか
→不安な場合は子どもを休ませましょう。
・子どもをほかの子や担任の先生、そのほかの学校関係者に預けても大丈夫そうか
→不安な場合は子どもを休ませましょう。
・もし自分だったら、この状況で仕事を休むか
→もし休むと判断するなら、子どもも休ませましょう。

事例

子どもが病気の場合、学校に行かせるかどうかは、その症状がどれほど深刻だと感じるかどうかによって決まります。以下に、個別の症状について休ませたほうがよいかどうかを判断する目安をご紹介します。

咳や風邪

軽い咳や風邪の場合、学校に行かせても問題ないと思います。ただし、風邪で熱が上ったり、震えや眠気がある場合は学校を休ませて病院に連れて行ってください。再び学校に行くのは、学校体調が回復してから24時間経ってからにします。もし、子どもの症状が重くなり、咳が長く続いている場合はもう一度医師の診察を受け、学校を休ませたほうがよいかどうか、医師の判断を尋ねてください。

熱の上昇

子どもの熱が上がっている場合は、学校に行ってはいけません。熱が下がってから24時間後以降に学校に通わせましょう。

発疹

皮膚の発疹は、水ぼうそうやはしかといった感染症の初期症状です。したがって、発疹のある子どもは学校に行ってはいけません。医師の診察を受けて、感染症にかかっていないことが確認できたときだけ学校に行かせましょう。

頭痛

軽い頭痛の場合は学校に行かせても大丈夫ですが、熱が上がったり、眠気などの他の症状を伴う場合は、学校は休ませて医師の診察を受けてください。

嘔吐と下痢

下痢や嘔吐した子どもは、症状が落ち着いてから少なくとも48時間経過するまで学校に行かせてはいけません。子どもの下痢や嘔吐は、大半は治療を受けなくてもよくなりますが、症状が続く場合は医師の診察を受けてください。

喉の痛み

喉の痛みだけなら、学校を休ませる必要はありません。ただし高熱を伴う場合は学校を休ませてください。

水ぼうそう

水ぼうそうの場合は、湿疹がすべてなくなるまで学校を休ませてください。

ただし、上記の目安から「学校に行かせる」との判断になったとしても、子どもの健康状態が心配な場合は医師に相談してください。

おわりに

学校を休ませる場合、学校に連絡することが重要です。遅くとも始業時間の前までには連絡を入れましょう。また、もし予想より長く学校を休まなければならなくなった場合は、わかった時点でなるべく早く学校に連絡し、事情を説明してください。

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