橋本病の検査は何科で受けられる?検査ですることは?

2018/6/8

山本 康博 先生

記事監修医師

東京大学医学部卒 呼吸器内科医

山本 康博 先生

橋本病の検査を受けるためには何科に行けばいいのでしょうか?また、どんな内容の検査をするのでしょうか?
この記事では、橋本病の検査について解説していきます。気になる症状がある方は参考にしてください。

橋本病の検査は何科に行けば受けられる?

首の腫れや倦怠感が長引く場合や、甲状腺疾患と思われる症状がある場合には、ホルモンに関係する病気や糖尿病などを専門に診る「内分泌代謝内科」を受診することをおすすめします。ただし、科の名称は、内分泌科や糖尿病センターなど、病院により異なる場合がありますので、わからない場合は窓口に相談しましょう。

近くに内分泌専門の医療機関がない場合は、一般内科・婦人科・耳鼻咽喉科などでも診察や検査してもらった後、必要に応じて専門の医療機関に紹介状を書いてもらえることがありますので、まずは近くの病院や診療所に相談してください。

橋本病の検査ではどんなことをする?

問診・触診

診察室で詳しい症状を医師に伝え、首の腫れやしこりの有無を触診にて確認した後、次の検査へと進みます。

血液検査

採決により甲状腺ホルモン・甲状腺刺激ホルモンの量や自己抗体の有無を検査します。
検査では、数種類のホルモンや自己抗体の数値を確認して、橋本病の診断をします。基本的には(医師の指示がない限り)血液検査当日も、食事をしても問題ありません。検査結果は、施設よりますが1時間ほどで出る場合が多いです。

血液検査では、主に下記の内容が検査されます

  • 甲状腺ホルモン(FT3、FT4)の低下の有無
  • 甲状腺刺激ホルモン(TSH)の増加の有無
  • 抗サイログロブリン(抗Tg抗体)・抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体(抗TPO抗体)の有無

エコー検査

超音波検査により、甲状腺の形・大きさ・しこりの有無・血流などを詳しく調べます。首のジェルを塗った場所を、エコーのプローブ(電子測定器)を用いて画像診断する検査です。痛みは伴わないので、リラックスした状態で受けられるでしょう。

費用

検査後に診断が下されると、必要に応じて処方箋薬が処方されますので、甲状腺の病気に関する説明をよく聞いておきましょう。投薬治療開始後は数週間後に次回の診察予約をすることが多く、おおよその費用として初診の場合は6000円前後、再診の場合は3000円前後必要になる場合が多いといわれていますが、これはあくまで一般的な目安で病院によって違いがあります。

数値が正常の場合は?

数値が正常で甲状腺機能に異常がみられず、症状がなければ治療の必要はないと判断されることもありますが、医師が他の病気の可能性があると判断した場合には追加の検査が必要になる場合があります。また、甲状腺の腫れがどんどん肥大化してきた場合は、さらに検査が必要になることもあるでしょう。

そして、たとえ今は甲状腺機能が正常であっても、今後甲状腺機能低下症になる可能性もあります。担当医に定期検査をすすめられた場合は、指示を守ってきちんと定期検査を受けるようにしてください。

おわりに:橋本病の検査は内分泌代謝内科の受診を

橋本病の検査を受ける時は「内分泌代謝内科」を受診するようにしましょう。お住いの近くにない場合には、一般内科・婦人科・耳鼻咽喉科などでも診察や検査が可能です。
橋本病の検査では血液検査やエコー検査を行い、甲状腺の状態を調べます。甲状腺機能低下症と診断された場合は、通常ホルモン補充療法を行います。また、現在は甲状腺機能が正常でも、今後発症する可能性もあるので定期的に検査を受けるようにしましょう。

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