記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2018/6/28
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
カフェインをとりすぎるとどのような影響があるのでしょうか?命に関わるようなことはあるのでしょうか?
ここでは、カフェインの過剰摂取によって起こる影響について解説していきます。
上記以外の症状として、カフェインによる中枢神経系への刺激によって、めまい、不安感、震え、不眠症、下痢、吐き気などが起こることもあります。
2015年に、「エナジードリンク」と呼ばれるカフェインを多量に含む飲料の過剰摂取により、九州地方の20代の男性が死亡する事件が起こりました。
深夜勤務をしていた男性は、眠気覚ましとして日常的にエナジードリンクを飲んでいたとされており、カフェイン中毒により死亡に至ったといわれています。
男性が飲んでいたエナジードリンクには、1本当たり150~170mgのカフェインが含まれており、これは一般的なカフェインの致死量である3mgの約50倍に相当します。
エナジードリンク缶や瓶1本当たりのカフェイン含有量は、コーヒー2杯分に相当し、飲み過ぎるとカフェイン中毒になってしまう危険があります。そのため、摂取する際には以下のような事項に気をつける必要があります。
カフェインの過剰摂取は、胃の粘膜や身体に負担がかかるため、適切な摂取量を守る必要があります。また、摂取る際に砂糖を多く入れると、糖尿病や肥満の原因となる恐れがあるため、なるべく砂糖を少な目にするかブラックコーヒーにするようにしましょう。
カフェインを過剰摂取すると、胃痛・貧血・睡眠の質の低下・自律神経の乱れ・高血圧・骨粗鬆症などの症状が起こる可能性があります。また、女性は肌への影響や流産の危険があるため、特に注意が必要です。また、カフェインを多量に含むエナジードリンクを過剰摂取すると、死に至ることもあるので摂取量に注意しましょう。