記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2018/7/5
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
慢性的ないびきの治療方法の一つとして、人気が高いレーザー手術ですが、レーザー手術をするとどんな治療効果が得られるのでしょうか?メリットやデメリット、気になる費用についても詳しく解説していきます。
いびきの原因の多くは、睡眠中に口蓋垂(のどちんこ)の周辺が気道を塞ぐことにあるといわれています。いびきのレーザー手術は、口蓋垂周囲の軟口蓋をレーザー照射することで切除し、気道を拡張させる治療法です。これにより、いびきの音の発生源である粘膜の震えを抑制する効果があり、効果の感じ方には個人差があるものの、実際にレーザー手術を受けた患者さんの多くがいびきの改善効果を実感しているといわれています。
従来のいびきの手術では、全身麻酔をかけた上でメスによる切開が行われていましたが、レーザー治療では全身麻酔や切除跡の縫合も必要ないため、治癒するまでにかかる時間も短く、痛みや出血もほとんどありません。また、手術自体も15分程度で終わるため、日帰り手術ができるというメリットがあります。
いびきのレーザー手術には、以下のようなデメリットも存在します。
医療機関やクリニックによって異なりますが、いびきのレーザー手術は保険適用内で受けられます。3割負担の場合、手術費用は3〜4万円程度です。
ただし、自由診療扱いとしている医療機関の場合は、全額自己負担となるため20万円以上かかってしまうこともあります。
いびきのレーザー手術は体への負担が少なく、保険適用内で実施できることから、人気の高い治療法です。しかし、医療機関によっては自由診療扱いの場合もあり、またレーザー手術をしてもいびきが改善しない人も存在します。そういったデメリットも把握した上で、手術をするか慎重に決めていきましょう。